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虫プロアニメラマ3部作
池袋新文芸座でオールナイトをやると知ってさっそく見に行った。
「アラビアンナイト」「クレオパトラ」「哀しみのベラドンナ」など、1969年から74年にかけて虫プロが発表した“大人のためのアニメーション長編映画だ。
「アラビアンナイト」は初見、「クレオパトラ」は原作で読んだのみ、「ベラドンナ」は20年前に一度渋谷の映画館で観ただけだ。ただこのときの「ベラドンナ」がものすごく印象に残っている。むちゃくちゃきれいで衝撃的だった。
そんなわけでオールナイト。カップルもそこそこいるがやはり男性が多い。年齢層は20代後半からおそらく60代くらいか。あまりはいってなかった。でもアニメが好きな人にはぜひ見てほしい作品だと思う。
ただし、この当時の大人のための、という意味は作品内容がアダルトであるということとイコールである。
とくに「アラビアンナイト」はすごいエロティック。内容はシンドバットの冒険を使っているのでまあそんな話だと思ってもらえば良いが、「女護ヶ島」という女性だけの島でセックス三昧の描写がある。これがとてつもなくえろっぽい。
そのものずばりを描いているわけではない。一本の線が次々とさまざまなセックスを感じさせるものでメタモルフォーゼしていくのだが、まさにエロスとアニメーションの面目躍如、アニメーションでなければできないエロス。線が面となり指になり手首になり絡まる腕になり足になり穴になり突起になり再び指になる。鉛筆のタッチで描かれた指がからめられ、その先が足のようにもみえ、もどかしく動いてまさに性的興奮を呼び覚ます。いやこれほんと子供に見せられない(ここの作画は杉井ギザブローさんだそうです)。
またキャラクターはやなせたかし氏。当時は今ほど有名でも売れっ子でもなかったそうなんですが、もともと色気のある絵だと思ってたんだけど、女性キャラも男性キャラもほんとうセクシー。なんていうか複雑なセクシーさ。かならず影をもったセクシーさっていうか。アンパンマンしか知らない人にはぜひ!
1969年のアニメというと、ひみつのアッコちゃん・海底少年マリン・長靴をはいた猫・ウメ星デンカ・紅三四郎・もーれつア太郎・どろろ・忍風カムイ外伝・六法やぶれクン・空飛ぶゆうれい船・タイガーマスク・ハクション大魔王 ・ムーミン・サザエさん・アタックNo.1・巨人の星などのリミテッドアニメ特有のカクカクした動き、単純な顔、いきなり説明もなしの場面転換とか今見るとちょっと辛かったりもするけど、アニメをつくるぞーという創世記のパワーがあふれる時代だ。そんな中でこのアラビアンナイトはなめらかな動きとスピーディな演出で今みても充分楽しめる。ちょっと実験アニメっぽい部分もある。
次の「クレオパトラ」はアダルトなシーンは少し控えめでどちらかといえばギャグに力をいれた作品。なんたってジュリアスシーザーがハナ肇で、クレオパトラに会った第一声が「あっとおどろくためごろー!」なんだから。
さて、内容は20世紀フォックスの超豪華映画「クレオパトラ」を観ていただくとして、虫プロ版の見所を。
一番最初の画面は未来の地球なんだけど、そこに現れるキャラクターにまず度肝を抜かれ大爆笑する。
実写なのだ。実写のキャラなのだ。しかも顔だけがアニメなのだ!!
おまけにこのアニメ顔が美しくない! むちゃくちゃぶさいく! こいつらがロボット(実写)の給仕でフレンチ喰ってやがる。そしてむりやりタイムマシンに乗せられるんだけど、そのへんの演出もなかなか笑かせてくれる
で、クレオパトラの時代に行くんだけど、ここからはアニメで安心。いや、安心じゃない。
この作品には当時の漫画・アニメのキャラクターがわんさか出てくる。虫プロだけじゃなくほんとにいろんな。漫画の神様手塚治虫に頼まれちゃ、どんな漫画家もことわれなかったんだろうけど。
街の観客にサザエさんやア太郎、イヤミがいたり、最初はなんだかうっとおしいなと思ってたんだけど、なんども繰り返されることによりじょじょに楽しみにもなってくる。助けてーの声でアトムが飛んできたり、シーザーがスパイを呼ぶとカムイがさっと現れたり、アントニウスにねずみ男が報告にきたり、無用ノ介が覗き見してたり、そのたびに場内には笑い声があがる(あーでもそういえばタツノコプロ作品はなかったな、吉田竜夫って手塚治虫とは交流なかったのかな、アメコミ画風だし)。
シリアスな流れをそういうコネタでいちいち止めるのはどうよ、って話もあるけど、もともと手塚漫画は重要なシーンやシリアスなシーンでもギャグをはさんでたから手塚漫画で育った当時の人々には違和感はなかったのかもなあ。
こちらも今見ても遜色のない作画。ただキャラクターが小島功なんで、顎がでている。小島功の細い線の女性だとまったく気にならないんだけど、アニメでしっかり描かれるとあの顎が気になる………。キャラのかわいさや色気では「アラビアンナイト」の勝ち。
最後の「ベラドンナ」は前2作と違いまったくギャグ色を排除したシリアスな美しい作品。美術はイラストレーター深井国。深井国の絵が動く動く。キャラクターデザインではなく、一枚絵を何十枚と描いている。動かしているのは本職のアニメータだけど、とにかく深井国の絵が美しい。
「ベラドンナ」の内容は、幸せいっぱいの新婚ジャンとジャンヌが領主に結婚の許可をとりにいくところから始まる。領主に規定の結婚税をだせなかったため、ジャンヌは領主他城の兵士たちに輪姦されてしまう。ここがすさまじい。
今まで前作2作のセックスは男の側から見てるためか、セックスすばらしい、さいこー、楽しい、気持ちいい、そして成功の象徴という感じに描かれていたのだが、これは女性主観で愛もなく犯される女性の激痛、恐怖、哀しみが全面を覆っている。
真っ白なジャンヌの足が大きくひろげられ、それは限界まで達するとめりめりと引き裂かれ、その真っ赤な血潮の中から無数のコウモリが飛び出しジャンヌを食い荒らしていく。そこには快感もなにもない、ただただ苦痛のみ。
たとえばエロゲーとかエロ漫画で犯されたかわいそうな女性の絵があったとしても、そこで描かれているのは作者の「どうです、こんなにかわいそうにぐっちょんぐっちょん犯されちゃいました。色っぽいでしょ、エロでしょ、興奮してよ」という男性の目が見えるのだがベラドンナにおいては犯されている最中もそのあともまったくそれはなく、ただただ苦痛と悲しみと惨めさだけ。
このあともジャンヌは何度も何度もそういう目にあうんだけど、毎回そう。夫のジャンとのセックスだけだ、見てて色っぽさを感じるのは。あ、領主の奥方と小姓のセックスシーンも色っぽかったな。やっぱり愛がないとエロスは感じられないのだな。真っ白なドレスの奥方(エルテっぽい)の動きがとても美しいです。
で、傷ついたジャンヌは心の中に悪魔を育てる。その悪魔の力を借りて夫は出世していくんだけど、その代償にさらなる不幸が襲い掛かる。まるでサラ金の悪循環のようにジャンヌは悪魔から逃れられない。
そして人々や夫にも裏切られたジャンヌがとうとう悪魔を受け入れ魔女になるシーン。悪魔の恐ろしさがあらわれるこのシーン。ジャンヌの肉体が破壊され魔女となるシーン。恐ろしいシーンからすばらしく美しいシーンへと変わるがここは林静一がグラスペインティング(撮影台の上で直に描きながら撮影していく)をしている。油彩で描かれた花々やキャラクターが刻々と色づき変化していく場面も衝撃的。あんなふうに絵が生まれていくさまはあの映画で初めて見た。
やがて国を黒死病が襲う。昔はわからなかったけど、今見るとこの街が崩壊していく様が大きな一枚絵のフルアニメーションだとわかる。どろどろと溶け崩れていく街のなんとダイナミックで恐ろしい破壊であることか。
魔女となったジャンヌは山の中で人々の病を治し、魔女の宴を催す。ここはエロティックな動きのある場面。大勢の人間が変化しながら絡まり蠢く。そしてそこに最愛の夫ジャンがやってくる………
最後にジャンヌがどうなるのか、それは映画を見て欲しい。今DVDが復刻されているそうなのでぜひ!
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シティに妖奇士サークルで参加。
どうでもいいけどスーパーコミックシティを「春コミ」と称すのはやめてちょうだい!
(「コミ」とつくのはコミケットだけ! 春シティで充分! コミケが春に復活したらどうすんのよ)
購入したのは妖奇士本とグッズサークルのかんざし2本と帯飾り3個とメビウス本。
相方にメビウスの本買ったよ、と言ったら「え? あのメビウス? すごいね、フランスから」とかアホなことを。
なんであのメビウスが同人誌出してんだよ! メビウスったらウルトラマンメビウスだろうが。電話口で爆笑しちゃった。いや、メビウス好きだけどさ。ポスター飾ってるしピンバッチを帯留にしちゃったけどさ!
こちらにすばらしいメビウス(非ウルトラマン)の紹介ブログが!→ http://moebius.exblog.jp/1491491/
全部で3冊ですが、私はメビウスにはきわめてBLに近い友情を感じて喜んでいたんですが、その、本当にBL見せられるとちょっと困っちゃうことが判明。特に両思いは勘弁。ほのかに思っているとか片思いとかあとギャグならいいですけど。同じようにボウケンジャーも映士が大好きなんですが英士が明石に受けとか攻めとかやってんのもちょっと………。おかしいなあ、シャンゼリオンはぜんぜんOKだったのになあ。
BLくさい、BLっぽい、そのかもしだす何かが好きなだけかもしれない。
あ、でもイサナ→サコミズ、メビウス→ヒカリは許せるかもしれない。もちろん相手にされてないのがいいんですけど。
人形の吉徳からダースベイダー兜が!
http://japanese.engadget.com/2007/02/22/yoshitoku-vader-helm/
森光子がとなりに座って「やっぱり顔が命ですね」ってCMしてほしい。
ガイズの元に来た勇魚とサコミズ隊長。微妙に危なく見えるのはサコミズ隊長が受けっぽいからです。わたしのせいではありません。
いや、話はよかったよ、オーシャンの戦闘機シーウィンガーの動きもかっこよかったし。
今回は他の人間にミライの正体を隠す、というコミカルなシーンがありましたが、テッペイが怪獣をやっつける説明のところで「メビウスのフローノイズで敵をおびきだす」と言ったとき、「僕、そんな音出してますか?」ってボケそうだと思ったヨ。
ところで腐女子はどんなものを見てもBL変換してしまう腐女子フィルターや、ものがふたつあれば受け攻めに分ける「受け攻めジャネレーター」というのがデフォでついているんですが、先日新年会をやったとき、そういう話が出て、「じゃあJALは受けだよね」と言うと全員に「ちがうー!」とつっこまれました。
全日空と日本航空だと全日空が受けだそうです。それって全日空のニックネームがANAだから?
そして友達はそこで「男の子はね、 受けるか攻めるかだけで普通がないの~♪」 と歌ってくれました。いやだそんなクリーミーマミ。
しかしうちに来ている猛者たちは、
「普通がないってそれが普通じゃないってわかってるんだったらマシよねー」
「そうそう、受けか攻めしかないのが普通になっちゃうんだよねー」
とさらにその上をいってましたとさ。
きゃーっ、ヒカリだー!
ヒカリ大好き! ツルギも大好き!
フィギュア買いたいくらい好きだ!
今回の話はヒカリ・サーガを観てると続いている話しでした。よかった観ておいて。
しかし「青いウルトラマン」はなかったことになっているんですね。
まあ確かに青いウルトラマンはガイアとネクサスで出てきたのでウルトラ系譜からは外れているんだけど。
芹沢隊長に会ったリュウが嬉しそう。GUYSに戻ってきた芹沢隊長を椅子に座らせる一連の動作がなんか大事な人を扱っている感じですよね。
でもリュウがあいかわらずわけわかんない。
前半で激昂するミライをなだめていたかと思うと後半では自分が怒鳴っている。こう、もっとうまく感情の流れを描いてほしいところです。
ヒカリのアクションなんですが、重いですよね。重心が下にある感じでしっかりした殺陣でかっこいい。
でもヒカリ帰っちゃいましたねー。
また戻ってきてくれるかしら。
実相寺昭雄さんがお亡くなりになりました。
ああああ。
石川賢に続いてあなたもか。
私はそれほど実相寺監督の作品を見ているわけではないのですが、ウルトラマンとセブンで好きな作品を見ると実相寺監督のものなんだよなあ。
そしてなにより私を平成ウルトラマンに連れてきてくれたのは実相寺監督でした。
たまたまつけたマックスで見た「胡蝶の夢」。
あの奇妙に引きつけられる画面。体が斜めに傾くようなバランス。
うわーっと興奮してマックスを見続けていたら「狙われない街」で完全にトリコ。
そしていまウルトラ街道まっしぐらです。
ありがとう実相寺監督!
映画「シルバー假面」は必ず観に行きます!
ウルトラマンマックス 6
特撮(映像) 青山草太 宍戸開
久々にメビウスの感想。
というか、まあ今回はすごいですね、ウルトラファンの方の語りが。あちこちで熱い叫びが聞こえてきます。いやもう漢燃えな世界だったですからね、今回。
私は実はレオはほとんど見てないんですよ。ダンが好きだったので始めちょこっと見たくらいだったかなあ。見なかったのはレオのデザインが好きじゃなかったからなのか、特撮より漫画にはまっていたせいだったのかわからないんだけど。
レオは真っ赤なスーツだったでしょ、今までのウルトラマンみたいに白地に赤じゃなくて真っ赤。なんかそれが違和感あったのかもしれない。あ、でもセブンも赤か………じゃあ頭の突起………っていい加減だな(でもレオって顔でかくね?)。
でも今回のメビウス見て思いました。
真っ赤なスーツ。おしりがすごくセクシー………!
いや、ほら真面目な感想はそのぅ………(元)熱血少年たちが書いているからさ。
あと真夏竜さん渋くてかっこいいですね。映画の時、郷さんがやっぱり渋くてかっこよくなってたけど(郷さんの顔、彫りがげこぼこしてて好きじゃなかったんだ当時)、昔濃い顔の人って年取るといい感じになるんですね。ショーンコネリーも私年取った時の方がすきなんだけど。
でもまさかレオがガイズメンバーの前で変身するとは思いませんでしたよ。もうメビウスではウルトラ兄弟サービスしすぎ。テッペイくんじゃなくても「ウルトラマンレオだーっ!」と満面の笑顔で叫びたくなりますね。そして「レオキックだーっ」ってもうただのファンになってます、テッペイくん。
でもこういうオタクな人がいるのは嬉しいですね。
今回おもしろかったのはレオが残していった胴着を見て「特訓だ!」と盛り上がるリョウに「うわー熱血バカが喜びそうな展開」とうんざりするマリナ。そして細かい演技だけどそれを見てくすくす笑うコノミと苦笑するサコミズ隊長。そのあと「なーんか言いましたかー」とわざとらしく聞くリュウ。「いーえなんにも」と返すマリナ、そう、その「なーんか………」と言ってるリョウの横でおやおや、って顔するサコミズ隊長がなんともいえない! こういう気がつかないくらいの細かい演技が嬉しいですね。
で、レオは光線技より拳法が得意ってことでアクションシーンもそれをいかしたきれいな技の応酬。とくの敵の光線をバック転で交わすところがきれい。3回連続のバック転。
ダブルキックもすばらしいですね。
どんなにすばらしいかは下記のYOUTUBEを見てください。
レオのテーマソングに載って今回のアクションがうまくまとめられています。レオファン随喜の涙ものですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=CLvbkdX3YO8&mode=related&search=
で、YOUTUBEなんだけど、ウルトラマンでうろうろしてたらこんなの見つけた。プロモらしいだけど、
正義の味方としての戦いと愛する女との時間がとれずに苦悩するウルトラマン………って
セピアの画面で戦うウルトラマンがきれいなのと、女性とのラブシーンがなかなかいろっぽい。
オトメなウルトラファンにはどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=cbFwtAeu_i4&mode=related&search=
ウルトラマンレオ ミュージックファイル | |
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内山まもるさんのウルトラマンレオもすばらしかったんですが、こちらもすばらしい。ネットで無料公開されているうるとらわいるど7さんの新作ウルトラマンシリーズ。
http://www.geocities.jp/uw7tac/index.html から「目次へ進む」へ!
ウルトラシリーズが好きだ! 俺はこれを見たかったんだ! という熱い思いが伝わってきます。特にマックスの最終回は思わずマックスと一緒にほろりとさせられてしまいます。
メビウスの新作もあってTVとは違った味わいになってますが、こっちも少年漫画、特撮漫画としての熱が高い! リュウの滂沱の涙とミライのさわやかさ(かわいい、かわいいよ、ミライ)。
驚くべきはサイト開設が今年の3月なのにもうこれだけの量が。
しかもWEB漫画にありがちな鉛筆やファーボ直書きなんかじゃない、精緻な描き方!
(漫画に柱がいちいちついているのもすごい(笑))
すごいパワーですよ!
前作・帰マンでものすごい問題作となった「怪獣使いと少年」の続編というだけに期待してみたのですが。
うーん、いろいろ制約はあったと思うんだけど、前作での少年の絶望感が今作では引き継がれていなかったのが残念。
照明だけ暗くして画面を斜めにとっても、話は暗くならないし(笑)。
前作、世間にむちゃくちゃ虐げられ、唯一優しくしてくれた宇宙人を、同じ地球人に殺されてしまった少年は、地球を捨てるために宇宙船を探して穴を掘ってたんでしょう? それが「どこか楽しそうに」掘ってたんじゃあ、「絶望」が「希望」にすりかわってるじゃん。
平成ウルトラマンはたしかに「明るい未来」「夢と希望」を目指しているのかもしれないけど、「絶望」を見ないと「希望」も生まれないんじゃないかな。
(前作であの少年の悲劇をみてしまった子供たちは絶対にいじめなんかしないと思う。ある種のトラウマになるよね)
今いじめがほんっと、子供たちの命を奪っているから、前作のようなものすごいいじめ描写ができないってのはわかるし、自殺につながるような少年の「絶望のための穴堀」を見せられないのもわかる。残虐描写いっさいなしで、宇宙人との「貧しいけれど楽しい生活」を美しいフォーカスがかった映像でみせるのもわかる。他人の目には不幸な生活に見えるけど、こんなに楽しい思い出もあったんだ、というのをみせてくれたのは嬉しい、でも。
あの「絶望」を、あのすべての地球人(前作ではあえて「日本人」と呼んでいた)に背を向ける少年の怒りと悲しみを、なかったことにしてしまうのは………。
そうなんだ、私の不満はメイツ星人のことばっかり描かれていてあの少年に救いがなかったことなんだ。
地球人に父を殺されたメイツ星人の怒りと憎しみ、悲しみはよく描かれていた。地球の子供たちとの交流でもう一度地球人を信じようという気持ちになったのもいい。
でも、あの少年の絶望は誰が救うのか?
園長先生はあの少年に出会ったことで他者とつながる愛情を知ったという、そしてその思いは園の子供たちに受けつながれているという。
でもでも穴を掘り続けていた少年はいつのまにかいなくなってしまっているとしか描かれてない。
それがやるせない。
2chでもひどく叩かれていたけど、しかたがないと思う………。
しかし今回帰マン見直してみたけど、豪雨の中でワンダバの曲に乗りながら怪獣と戦う帰マンのアクション、あの長まわしのシーンはすばらしいですね!
そして戦い終わっても全く爽快感がないてのはガイアの「大地裂く牙」に並ぶ。
あ、メビウスで(思い込みで)宇宙人を撃ったリュウがいつ自分の腕を撃って謝ってくれるのかと期待していたんですが、そういうのもなかったですね。
リュウはミライ=メビウスという宇宙人を受け入れたくせに、他の宇宙人は「悪い宇宙人」だという思いが抜けないのか。情けないぞ。
ある方がサイトで、宇宙人への謝罪のために、自分たちがのどから手がでるほどほしがった宇宙船を、傷だらけになって奪ってきたテッカマンを見習えと書かれていたけどまったくだ。
「謝罪のためには自分の命をかけるしかない」と叫んだ城二の思い見習いたまへ。
怪獣ゾアムルチが暴れてビルとか壊してその破片がメイツ星人に飛んできて、それを自分の身でかばって「(あんたの父親に地球人がしたことは)俺の命で許してくれ」とか言うリュウが見たかったぞ。
10月30日に白川静さんが亡くなられた。
新聞でその名前を見たとき、最近どこかでしょっちゅう目にしているなあと思い、「妖奇士」のエンディングでみていることに気づいた。きせるの絵をバックに「参考文献・白川静著・字通」と出てくる。
白川静 漢字暦 2007
白川 静
高橋和巳著「わが解体」(河出文庫)に白川教授を描いた一節がある。大学紛争中、大学の建物が封鎖されたのちにも白川教授の研究室だけは煌々と明かりがついていた。学生たちはたったひとつの窓明かりが気になって仕方がない。騒乱のなかで黙々と地味な研究をつづける白川教授。学生との団交の席にその人が姿を見せると、一瞬にして場の空気が変わる。無言の、しかし確かに存在する学問の威厳を学生が感じてしまうからだ、と。
漢字の由来から意味までを網羅した「字統」「字訓」「字通」の計4000ページにも及ぶ3部作を完成させたのは86歳、「やりたい仕事を片づけるには、あと20年かかる」と語ったのは90歳のとき。
福井市生まれ。苦学して立命館大の夜間部に通い、在学中に文部省の教員検定試験に合格して、立命館中学の教諭をしながら43年に33歳で法文学部漢文学科を卒業した。人柄は、曲がったことが大嫌いで、質素で、奥さんが大好きで、孤立無援でも悠然としており、恩義を人一倍感じる人だった。派閥に属さず冷や飯をくった時代もあったが長年積み上げた自らの学問、研究への自信で乗り越えてきたのだろう。(毎日新聞・読売新聞の記事より一部抜粋しました)
漢字―生い立ちとその背景 | |
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この先生のあと20年かかる「やりたいこと」っていうのはきっと私のやりたいこととは全然違うのだろう。この人のやりたいことをさせてあげるために私の20年を使ってもいいと思う。
白川教授を検索していろいろ読んでいくとすばらしい人だということがわかってくる。中高生向けの「常用字解」とか「漢字暦」(カレンダー)とか欲しくなってしまった。
常用字解 | |
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漢字がある限り意味があり、意味がある限り白川静がいる。
私はこの美しい漢字・ひらがな・カタカナを使える日本人であることを誇りに思う。
漢字百話 | |
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ピアス編集部から送ってもらった「ダークマン2」を小説部屋・BLダークに収録。
小説アクアの「笑顔の見つけ方」はデータがなかったそうで仕方ない、いつか打ち直すか。
今週の「メビウス」はガイズ総力戦でインペライザーを宇宙に放り出すという作戦のところが作戦らしくて好きだ。こういうこまかい手続きが好き。
手続きといえば、新しいバイト先はセキュリティのため掌認証と瞳光彩認証が必要で、こないだ登録にいったんだ。カードキーも3カ所必要で、昔映画「アンドロメダ………」で見た地下研究所へはいる手続きそっくり。こうした手続きの見せ方はすごくSF的で見ている分にはわくわくするんだけど、実際はめんどいね(笑)。
さて「メビウス」。
案の定その作戦は失敗におわり、応援にきたタロウがウルトラダイナマイトを使用して怪獣をふっとばす。じ、自爆装置………?
タロウ好きな人にはたまらない大技のようです。
ミライ「そのワザは自ら封印したほど危険なワザでは!」
タロウ「私をみくびるな!」
使い終わったあとヨロヨロしてますよ、タロウ教官。
それでも復活するインペライザー。
躊躇するミライにリュウが呼びかける。
「行け! 行ってお前の強さをタロウに証明してこい!
俺たちの仕事は地球を守ることだ。
今お前のやんなきゃいけないことは俺たちと一緒に闘うことだ」
インペライザーはミライたちの話が終わるまでおとなしく待っててくれます(笑)。
そんで戦い終わったあとクルー達はタロウに
「メビウスを帰さないでくれ!」と頼みますが………
えーっと、治療しに一度帰った方がいいのでは?
ところでアイカタちゃんにタロウとセブンはいとこなんだよ、というと
「またこの人はおかしなことを言い出しましたよ」と言われる。
いやほんとなんだよ、セブンの母方のおねーさんだかだれだかが
ウルトラの母の血筋で………。
タロウとセブン、顔似てるじゃん。
メビウスの重要な山場。
強い敵がきてメビウスでは対抗できないので光の国への帰還命令が出る。
ミライはクルーのみんなの休日につきあい、ひとりひとりに心の中でお別れを告げる。
個人的におもしろかったのがテッペイとのシーン。
寝起きのテッペイが朝食の席につくと大盛りカレーライスが!
「朝からカレーかよ!」
と目をあげるとミライが。
「お前料理つくれたっけ?」
「テッペイさんにご馳走しようと思って覚えたんです!」
か、かわいいっ。
かわいいぜ、ミライ!
そしてBL作家ならぜったいリョウとミライのデートシーンに注目だよね!
手作りのサンドイッチ。かわいいバスケットはミライのものなのか?
迷った指が卵サンドに。
リュウ「……つーか、なんでお前とサンドイッチ食わなきゃなんねえんだ?」
ミライ「えっ、ダメですか? 大切な人とは、こうして二人きりで過ごす……」
ミライ「えっ、ダメですか? 大切な人とは、こうして二人きりで過ごす……」
大切な人とは、こうして二人きりで過ごす……
大切な人とは
二人きりで
ノックアウトでした。
えーと、メビウスの窮地にかけつけたウルトラマンタロウ。
私タロウってみんなに助けられてた貧弱なイメージがあるんだけど歴代最強だったんですね(一徹談)。
でも声が………どうしてもアニメの声優さんってイメージが強くて………
もっとマイナーな人がよかったな。
これを言うと年齢がばれてしまうかもしれないが、筒井康隆原作「時をかける少女」にはじめて出会ったのはNHK少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」だった。
これを見たときはびっくりした。
SFというのはこういうものかと思った。
ウルトラマンのように怪獣がでてくるわけでも宇宙大作戦のように宇宙船が出てくるわけでもない。四谷怪談のように幽霊がでるわけでもない。
そういう非日常的な小道具がなにもないのに主人公は日常から逸脱する。
そんなテレビドラマを見たことがなかったからだ。しかもNHKで。
私は子供だったが主人公の芳山和子の恐怖やとまどいには共感できた。彼女と一緒にどきどきした。そしてタイムトラベラーであるケン・ソゴルのかっこよさにくらくらした(日本名は覚えていない)。
初恋はケン・ソゴル―――そういう同世代の女子が大勢いると思う。
時をかける少女はずいぶんたって映画になった。はらだともよ主演のこの映画ははらだともよより大林監督の演出の方に目がいってしまった。時計のUPやふりむく人形や尾道の町の色やおもわせぶりなキャラクターたちが印象に残っている。
そして今回、アニメになった。前からこのアニメはいいとWEBで噂されていた。ゲドをみるよりトキカケと言われた。キャラクターデザインはエヴァの人だったが、動いている絵はもう少し線が少なくそれほど嫌いな絵ではなかったので(実はエヴァの絵は苦手なのだ)そのうち観に行こうと思っていた。でも新宿までいくのは難儀だなあと思ってたら池袋にもきてくれたので(夜9時から1回上映)アイカタちゃんと一緒に水曜レディースデーに見に行った。
………並びかよ!
整理券もくれないのか。並んで待つのか。しかも上映している部屋の横で?
こんなにガヤガヤうるさいのに。
ああ、そういえばこの映画館は以前「うぶめ」を見に行った時も、並んでいる観客の声がしてて落ち着かなかった館じゃん。今みている人は気の毒だなあ。まあ森のリトルギャングだからいいか。
そんなわけで1時間ほど待っていよいよ上映。立ち見もでているが映画館側は座布団を用意している。通路に座って見ろってわけか。良心的だな。
………………………………………………………………………………………………
面白かった。
私は面白かった。
アイカタちゃんは渋面だが私は終了後拍手をしたよ。そしたら館から拍手があがったよ。
そのあと話をしたんだけど、あれは男の喜ぶ映画だよな、と。
私はどうも男脳らしいんであれを喜んだのだろうと。
面白さをどうつたえればいいのかわかんないんだけど
繰り返しのギャグや会話の楽しさやアクションのよさや………うーん、なんていうのか
まあ「気持ちのいいアニメ」だったのよ。
もしかしたら「時をかける少女」って、タイムトラベラーもはらだともよも今回のアニメも、
みんなそれを見た人の青春に関わる話かもしれないね。
時をかける少女 〈新装版〉 | |
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自分用のメモ。
ちぇんげのかっこいいヨウツベ。
博士が主役でゲッターが悪役(笑)。ゴウが怖いよ。
http://www.youtube.com/watch?v=Qdp2WlYqz2Y
ミサイル発射ばかりあつめたヨウツベ。
音楽とぴったり。センスがいい。
http://www.youtube.com/watch?v=c7GaqoXzZFI
最終回が近い「セイザーX」は今回はまったくギャグがなし、ボケがなし。
せっかく倒した恐獣もネオデスカル導入でにばーいにばーい。
たっくんはブラックライオと向き合い「争いをなくすにはみんなひとつになればいい」と悪魔のささやきを受ける。でも「みんなが違うから分かり合えたときこんなにうれしいことはない」と言い切る。
いままでずっとつちかってきたタックンの心の言葉にじーんきちゃうよおねえさんは。
そして次回最終回、おもちゃの売れ行きがよくなかったらしいけど、スーパーでも子供に「ボウケンジャー」のお菓子は手にとっても「セイザーX」のお菓子は手にとってもらえなかったけど、大好きだ。がんばれ!
「メビウス」。ウルトラの母はメーテルだった。あのいつでもどこか泣きぬれているような色気と聖母的な声はウルトラの母にぴったり。
セリザワ隊長はウルトラマンが地球人の形をとったミライ=セブンタイプとは違い、ウルトラマンが地球人の中にはいった帰って来たウルトラマンタイプ。なぜ旧マンではなく帰マンかというと、ハヤタはウルトラマンとの意識共有の割合が80:20くらいでウルトラマン寄りだった気がしたから。ツルギであったときは98:2くらいの割りでウルトラマンだったみたいだけどね。
でも今のセリザワは30:70くらいで人間みたいだからさ。
でもなんでリュウの元に帰ってやらないのかな、ミライに「おまえがいるから」みたいなこと言って。
もしかしたら陰から助ける覆面ライダーに憧れた口なのか?
気になったこと。
セイザーでアドやケインの操縦するロボット(名前わかんないけど)の腕に、銃とかなんかいっぱいついてるじゃないですか。あれが戦闘中ぶらぶらするのが気になるのよね。いかにもくっついてます、中身はいってません、邪魔そうですみたいな。
でもメビウスでは、怪獣の頭が2つあっても、ただくっついてる感じじゃなくてちゃんと動かしてて中身も重さもあるみたいなの。
これがやっぱり着ぐるみの歴史の差なのかな。
そもそも戦隊系の何が嫌いかというと巨大化したメカが嫌いなの。
中に人間がはいる限界っていうか、メカは四角いからどうしても動きが荒くて大雑把で、身につけた武器や装甲が邪魔にしか見えないところがさ………
「リュウケンドー」今日の一言「不動さんに棄てられた」
狙っているのか? 狙っているのか腐女子効果!
うちに検索でくる方も多いが最近あったのが「リュウケンドー トイレ」。
気持ちはわかるけど。まだ不動×ケンジはきてないな。
でも「セイザーX タクト総受け」とか「シャーク×ジャッカル」で探していらっしゃる方、
うちではやってませんから!
劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち
高橋良輔 大森一樹 進藤学
今回のメビウスは本当に見どころ満載!
ウルトラマンの戦いを堪能できました。
倒してしまうと爆発するという性質のボガールのため、磁場でバリヤーをはり、その中で闘うという作戦が展開された今回。
復讐にウルトラの心を棄てたというツルギとメビウスの共同戦線。見よ! 二人のウルトラマンのダブルファイテングポーズを! 文句なくかっこいい。
波状攻撃をしかけるもボガールは圧倒的に強く、メビウスもツルギも何度も地面に叩きつけられる。おお! とおもったのは膝をついたツルギに駆け寄るメビウス。助けるのかとおもったらツルギの背中を馬跳びしてその勢いでボガールにアタックする。一瞬ツルギもびっくり(笑)。
そのあと絶え間なく攻撃をしかけるもふたたびボガールに倒されるツルギ、そこへ炸裂する怒りのメビウスキック。これがウルトラアクション!
すばらしく効果的な空中戦を経てダブル必殺技光線!
さしものボガールもこれには倒れる。メビウスたちはガイズのメンバーがバリヤーにあけた穴(!)から脱出しようとするが、しつこく立ち上がるボガールをツルギ゙がブレードでおしとどめる。間一髪で大爆発からツルギを救ったメビウスだが、ツルギはメビウスの手を握りながら息絶えてしまう。
………かつてこれほどはっきりと「死」を描いたウルトラマンがあったろうか?
たしかに初代もセブンも死にはしたが、ツルギが今までになく人間に近かったせいもあってみているこっちも愕然。あの表情のないウルトラマンの顔に驚愕と呆然愕然、途方にくれたような表情が見て取れたのは私の気のせいでしょうか。
しかしツルギはウルトラの母によって宇宙へ召された。来週、どういった形で戻ってくるのか………
土日にビデオにとって水曜とかに見る、というのが最近の習慣。
PCに録画するので何かしながら片手間にみられるのがいい。
メビウス………ウルトラマンがすごい人間ぽい。ツルギの方ね。内山まもるとかが描いていたウルトラ兄弟の漫画とか好きだったんだけど、あの漫画の魅力は人間くさいウルトラマンたちの関係で、作家の柔らかいペンタッチと非常にあっていた。でもツルギは悲しみのあまり憎しみにとりつかれるというヒーローとしてありえないウルトラマン………子供たちに受け入れられるのだろうか?
最近ようやく面白くなってきた。
セイザーX………いま一押し。シリアスな展開の中に宇宙海賊3人組のかもしだすおかしさがマッチ。庭につながれよろよろするサイクリードがすてき。ブレアードの声は、たっくんとしゃべっているときとアクアルとしゃべっているときと少し違う。たっくんのときは気取った部分があるけど、アクアルのときはなんか素直で弱気だ。
セイザーXがいいのは話し作りがていねいなところだろう。ちょっと前の話になるけど、たっくんが行動を起こすのに慎重になっていて、ブレアードに「昔のがむしゃらさはどうした!」と言われ悩むシーンがある。
おもしろいのはそれが2週にわたって続けられたところ。ふつう「がむしゃらさはどうした!」と言われたらその回で悩んで「俺は臆病になったのかな」という展開にいきそうなところを、2週にわたって2回もブレアードに言われてしまう。つまり1回目はそう言われて「………え?」と思い、2回目に言われて「俺は………」と悩んだ。たっくんは考えていた。2週にわたって。
そして答えがだせずじいちゃんに相談する。そのときのじいちゃんの言葉がすばらしい。
「おまえは仲間の背負っているものの重さを知ったんだよ」
(正確ではないかもしれないがそのようなことを)
「慎重になったんだ」「大人になったんだ」「成長したんだ」ではなく
「仲間の持つものの重さ」を考える。
それはすなわち仲間への思いやりにならないか?
たっくんは成長する。そして役者も成長する。
いま役者とたっくんはまさにひとつとなっている。
超星艦隊セイザーX Vol.4
特撮(映像) 高橋良輔 進藤学
ボウケンジャー………1回目をみてしばらく見ずにいたが今週見た。
テンポ早い早い。早いのにちゃんとわかるしアクションもすばらしい。
さすが老舗。安心してみていられるタイミングのよさ。
リーダーが大人である部分もすごく安心できる。
若き水の民の設定もすばらしい。海に戻れてよかったね。
来週から毎週撮ろう。
だってなんか「アシュ」とか言ってるし(笑)。
セロリ喰ってるし。
リュウケンドー………なんかもういいかな、とかおもってたのに、今週のトイレでの変身、大爆笑!
こういうことしてくれるからリュウケンドーはやめられない。
おしゃべりなザンリュウジンがやっぱりいい味だしてる。
魔弾戦記 リュウケンドー1
特撮(映像) 広井王子 山口翔吾
カブト………えっと、カブトこそもういいかな………キャラクターだしすぎ。カブトと兄弟みたいなあの人はいりません。トンボのおにいちゃんがいちばん面白かった。でもカガミはいいキャラなんだよねえ。
オールナイトに行ってきました。
ルパン3世シークレットナイト。
内容は「カリオストロの城」「TVシリーズ5本」「TVスペシャル1本」「パイロット版2本」
そして大塚康夫さんのトークショー。
いややっぱりカリ城はおもしろいね。大画面で見るに限るね。そしてTV版の「タイムマシンに気をつけろ」は初めてみたけどすごく面白かった。それ以外の2ndシリーズはどれも次回予告の方が面白そうだったんだけど(笑)。
さて、オールナイトはたいてい友人同士や仲間同士で見に来る。それはそれで楽しいのだが、私のように一人でオールナイトを見に行く人間の楽しみは、上映が終わった後の会場のざわざわ感。友達同士で来た人たちの会話。
たとえば何回も見たことのある人の「やっぱり面白いね」という会話に相槌を打ち、初めて見た人の「すげー面白かった」「こんなんだとは思わなかった、かんどー」という言葉に「そーだろそーだろ」と満足する。
あるいは「バラからするすると万国旗を出すときのルパンの指の動きの細やかさ」とか「銭形がバイクで階段昇るシーンはビューティフリドリーマーでサクラ先生が温泉マークのアパートの階段昇るシーンと同じ」とか「クラリスの車がバラバラになるシーンがなんて細かい」とかのマニアックな会話を聞きつつ「うんうん」「ほほう」「そーだね」と胸の中で返事をする。
その他、会場にあるオールナイトならではのディスプレイや限定グッズ。等身大ルパンに群がり写真を撮る人々、花嫁姿のクラリスのレアポスターを激写する人々、大塚康夫描きおろしのいかしたTシャツに襲いかかる人々をみているのも楽しい。
オールナイト上映というのは一種のお祭りだ。
そしてそこには同じ匂い、同じ血潮をもった人種に囲まれた絶大な安心感があるのだ。
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ゴールデンウイーク中はビデオにとって帰郷してたので昨日リューケンドーやメビウスとかと一緒にみました。
今一番面白いのがやはりセイザーXだ。
以前はお子さまにもほどがあるなんて言っててごめん。
たっくん、演技うまくなったよ。ほんとたっくんの心になりきっているよね。アドもアドらしいよ、しっかりしたキャラだよ。
4月末のセイザーはいきなりの温泉旅館。みんな作務衣や着物が似合ってます。個人的にはシャーク隊長の和服も見たかったな。
旅館でバイトでもしているのかと思ったけどどうやら任務らしい。働くたっくんのかたわらに縁側でくつろぐブレアード。「なじんでるだろ」ときた。「違和感バリバリだよ!」と返すたっくん。
セイザーの魅力にこのテンポのいい会話がある。アドリブがいくつかあるんだろうか。でもアドリブきかせるほどベテランだとも思えないしな。脚本がしっかりしてるんだろう。
みんなが温泉でドタバタしている間一人敵と戦うシャーク。どうしてシャーク一人の時の戦闘はあんなにかっこいいんだろう。そして敵が強いんだろう(笑)。
海辺でいちゃいっちゃするたっくんとレミー、一人寂しくサンダーラを思うブレアード。
そこへ登場するアクアル。多分彼女は変わってしまったサイクリードのことを相談したかったんだろうけど、「お前もめし食いにきたのか」攻撃で言葉を封じてしまうブレアード。ばか。
結局アクアルは言い出せず、そこへサイクリード登場。「おまえもめし食いにきたのか!」とブレアード大喜び。ばか………。
しかし変わってしまったサイクリードにやられちゃって「おまえ、ほんとにサイクリードか………」
バトル開始になるがここで何よりかっこいいのはシャークの登場シーン。水柱に乗って登場!
………でもそのままずっと空中にいるのはいかがなものか。
さて次回は月へと攻撃。ブレアードはサイクリードと戦えるのか?
翌週。
攻撃をかけてくる恐獣はサイクリードとシンクロしていた。なかなか手ごわい。ってことは今までの恐獣には頭脳がはいってなかったと?
たっくんがやられそうになるんだけど一緒に出撃したブレアードはサイクリードが恐獣にシンクロしているので攻撃をためらい、たっくんがやられてしまう。
「ブレアードが攻撃をためらったことは事実だ」「あいつは仲間思いなだけだよ」
アドの言葉にタックンは言い返す。立ち聞きしていた(ブレアードでかいからたっくんちの廊下の移動は難しそうだ)ブレアードはどこへいくのかと思ったらジャッカルの墓かよ!
いや、ジャッカルよかった、忘れられてなくて。
どうすりゃいいんだ、と嘆くブレアードのところへ、というよりジャッカルの墓に白い百合(のような花)をもってやってくるシャーク。しかしかなりしおれてないかそれ。
「今度の戦闘に参加しなくていい」というシャーク。「倒せるのか昔の仲間を!」
おまえまで同じ思いをしなくていいとつぶやくシャーク。シャークの胸にはどれほどの悲しみが渦巻いているのか。
しかしブレアードは参戦、サイクリードの隙をついて背後から襲う。「友達がわるいことしたらとめなきゃ」というケインの言葉を反芻しながら。
………地球征服がいつからブレアードにとって悪いことになったのか(笑)。
ある意味サイクリードは一番職務に忠実だったのに。
ブレアードはたぶんサイクリードを戦闘に参加させたくなかったんだ。争いごとのきらいな発明オタクなんだ、とサイクリードのことを評するブレアード、彼だけにはいつまでも変わらずにいてほしかったのだ。
でもサイクリードの洗脳が解けたみたいでよかった。
ギャグとシリアスのバランスが非常にここちよいセイザーX。
ああ、五月五日にはゴルドさん出演のバトルステージがあったとか!
いきたかった~~!!!!
見たのが昨日だったので。
えと、「アイシー」。
よかった、雪さん無事で。
アゴンにヒル魔さんみたいな目に遭わせられたらどうしようかと。
雪さんのタッチダウンそりゃ嬉しいんだけどなんかすっきりしない。
なぜかというとヒル魔さんのセリフだ。
「カスが天才さまに勝つなんてよくあること」
カス?
カスっつった? 雪さんのこと!
カスも使いようで……と中学の時の言葉を雪さんで実践したのか。
ちょっとショック。
ひどいよ、もっとほめてよ。
そのセリフのとき手前に雪さんのUPがあったんでなんか彼もショックを受けているみたいに見える。
これはもう一回ヒル魔さんがなんか雪さんをたててくれなきゃおさまならい。
でも、とある雪さん好きサイトさんを見てたら日記でヒル魔さんが「糞ハゲ」じゃなくて「雪光」って呼んでるって書いてあったのでもう一回見直した。
ほんとだあああ。気づかなかった。
ま、まあこれで許してやるか……
先週怒濤の展開を見せた「セイザー」。
アドとゴルドは異空間へ。
心配するたっくんたちのところへ乗り込んだ女性はなんとゴルドの奥さん!
しかもゴルドはなんか奥さんのこと怖がっている様子。
おまけにシャークまで怖がっている感じ。
こんなビクビクしたシャークはじめて見た。かわいいー!
そしてブレアードは坊主にならずにたっくんちへ。
そんなに納豆好きか、ブレアード。
しかし先週から主役の影が薄いぞ、たっくん。
もっとがんばれ。
超星艦隊セイザーX Vol.2
特撮(映像) 高橋良輔 進藤学
そして「リュウケンドー」
お気に入りは唄うザンリュウケン。
喧嘩好きではすっぱな調子のサポート役?なんてすごいいい設定。
リュウケンドー、リュウガンオーのサポート剣が2体ともマジメっぽいのでキャラが立ちまくる。
3体揃っておしゃべりとかしたら楽しいのにな。
「リュウケンドー」はあいかわらず画像がすばらしい。
リュウジンオーの変身から変形まで魅せます魅せます。
今回の魔物はのみかシラミみあいだったけど、武上純希が関わっているなら「クマムシ」あたりを出してほしかった……。
でも「クマムシ」は史上最強の生物だから勝てないかもしれないね。
動くクマムシ⇒こちら
クマムシ製作⇒すげー!
クマムシがどれほど強いかというと
・ 乾燥に強く、通常は体重の85%を占める水分を、乾燥状態では3%まで減らすことができる
・ 水がなくても120年も生きれる
・ 酸素が必要なく真空状態でも生きれる
・ 標高6600メートルのヒマラヤ山中から水深150メートルの海底まで採取された報告がある
・ ほぼ絶対零度の-272 ℃ から 151 ℃まで耐え抜くことができる
・ 6000気圧でも生きれる(微生物は3000気圧で死ぬ)
・ 人間の致死量の約1,150倍の放射能を長時間浴びせても死なない
・レンジで3分チンしても死なない
……あれ? リュウケンドーはどこに?
あいにくその前のセイザーXは撮り損なったんでよくわかんないんだけど。
最終回かと思うばかりのつめこみ方で、もしかして1時間スペシャルだったんだろうかと思わず時計をみたりする回だった。
なんかわかんないけどぼろぼろになってるジャッカルは、ブレアードの制止もふりきりまたもやシャークに挑む。シャークは本当はネオデスカルがパワーアップして襲ってきてるもんだからはそれどころじゃないんだけどさ。
「ジャッカル……やらなければならないのか……」
タックンもパワーアップしたネオデスカルにはごろんごろんやられているし、アドの戦艦ではゴルドさんが被爆。「ノープロブレムカンチョウ」ってそのまま気絶すンな。
そこへ「こんなこともあろうかと」秘密裏に製作されていたロボットの中身が登場。あんな複雑なものをどうしてタックンのじいちゃんが一人でつくれるのかわかんないけど、とにかくその中身に戦艦を装着させて3体のセイザーが並んで総攻撃。それズル……(げほげほ)。
一方ジャッカルは必死でシャークにくらいつくも(先週ついたらしい)怪我が元で満足に戦えない。それでも「シャークを倒すのは俺だ」と悶えるジャッカルにブレアードの魂にも火がついた。「ジャッカル、おまえってやつは……」
で、倒れたジャッカルにかわってブレアードがロボットを動かしてシャークに襲いかかる。
「その声……ブレアード? なにやってんだよ!」とタックンに怒鳴られつつも「うるせえ、これはジャッカルの戦いだ」と返すブレアード、すてき。
ジャッカルはそんなブレアードを見て「バカだな……」と微笑を浮かべる。
漢魂に燃えるブレアードがシャークを圧倒、「見たか、ジャッカル、シャークのやつ手も足もでないぜ! なあ、ジャッカル!」
喜ぶブレアードが振り向くとすでに息絶えているジャッカル。
えええええーーーー???
こんな能天気玩具購買促進番組でなんでこんなシリアスな死を迎えなきゃいけないの??
「ジャッカル……そんな、これからだってのに……」
ジャッカルを抱きしめ天を仰ぎ叫ぶブレアード、その気配にはっとするシャーク。
夕日の中、ジャッカルの墓に彼が最後まで持っていた彼とシャークの認識票をかけてやるブレアード。
(冬眠カプセル?にはいっていたジャッカルに、シャークが最後に置いていったものらしい)
「死ぬまで戦って……いったい何が残ったんだ、ジャッカル……」
美しい黄昏の中立ち尽くす男。
この言葉の少ないロングショットは幾千の言葉を尽くすより戦いのむなしさを現しているベストシーン!
「死ぬまで戦い続けるのか」
ブレアードの脳裏に夕べのジャッカルとの会話が浮かぶ。
「お前はどうなんだ」
「俺は……戦う以外にもいろいろいいもん見ちまって……正直今はなにがしたいかわからねえ」
「そいつは──気の毒にな」
でも本当は。
本当はお前、違うことを言いたかったんじゃないのか?
気の毒にな、って、それは戦い以外見つめることができない自分自身に言ったんじゃないのか。
俺はお前にもっといいものを見せたかった。
機械がぶつかりあう火花じゃなくて、みんなで見つめる線香花火の火、硝煙の匂いじゃなくてみんなでたべる夕飯の匂い、恐怖と怒りに満ちた顔じゃなくてたくさんの笑顔を。
お前は星の美しさも花の優しさも日差しの柔らかさも知ろうとはしなかった。
そんなに──それほどシャークが憎かったのか。自分を捨てたシャークが憎くて、すべての美しいもの、愛するものを自分の心ごとすてなきゃならないほど……その心の中にはシャークがいたのか。
心がある限りシャークがお前の中にいるから。
でもジャッカル。駄目なんだ。
憎しみからは何も生まれない、何も戻らない。
会話も抱擁もまなざしも拒否して、シャークの死だけを望んで。
でもそこで終わりじゃねえか。
シャークの死を手に入れたら、お前そこで終わりじゃねえか。
「死ぬまで戦って……いったいなにが残ったんだ……」
妄想はここまでにして。
ようやくネオデスカルが沈んだと思ったらまたまた新たな敵??
セイザーX人気あるなあ。もしかしてもう1クールいくのか?
未来世界との接触を立たれたセイザーX、そしてブレアードの行方は?
……坊主になって修行になんか旅立たないでくれよ、ブレアード。
特撮のものの中でひときわ異彩を放つ「リュウケンドー」。
キャラクターも設定も変わっているがなにより映像がおもしろい。
ふんだんにCGを利用したアクションシーンが見物。
次々あらわれる従者?の獣王もかわいい。
動きがコマ撮りアニメみたいで郷愁を誘われる。
今回の「西から来た怪物」はとくに映像がよかった。
色あいがなんかウルトラセブン。
くらい夜道や薄暗いラーメン屋。セピアっぽい土手の風景。
舞台になっている町内が昭和初期っぽいデザインなのとぴったりくる。
敵も秀逸。前回の悪夢にうなされそうな白い巨像もよかったが、今回はなんとアノマロカリス。
うわーいカンブリアだー!
……待てよ?
気になって脚本家を調べてみた。
武上純希。
ウルトラマンでも平成セブンやガイアを書いている。
ガイア。
ガイアにもたしかカンブリア期の生物を怪獣にしたのがあったな。
そうだ、アネモスだ。
……。
調べてみた。
脚本・武上純希
あんたか!
まあガイアでもアネモスが合体したりひっくりかえったりして私を楽しませてくれたが、リュウケンドーでも空を埋めつくすアノマロカリスの大群というすばらしくありえない映像で喜ばせてもらった。
武上さんはきっと「カンブリア戦隊」とか「カンブリアマン」とか作りたいんじゃないかな。
個人的には私も見てみたいけど。
ちなみにこちらは愛くるしい「てのりアノマロカリス」
アネモスの写真をUPしようとしたけどグーグルでも出てこない。
ウルトラ怪獣ソフビシリーズもない。
だれか怪獣アネモスの写真をプリーズ! 上下逆になったときのインパクトが忘れられません。
私もひっくり返って喜んだものなあ。
怪獣に向かって拍手したのははじめてだ。
逆さになった時にこそ本領発揮できるすばらしいデザインだった……!
ちなみに下のはカンブリアの生物を女の子にしたらしいギャルゲー。
なかなか良質のようだ。製作は「超兄貴」や「悪代官」のグローバル・A・エンタテインメント 。
カンブリアンQTS ~化石になっても~ | |
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最近のセイザーXが面白すぎてビデオが消せない……ブレアードすてき。
ジャッカルがあれほどシャークを目の敵にするのは、昔シャークとジャッカルは同じ宇宙海賊だったのに、地球に次元漂着したシャークが地球の純朴な少年に出会い、彼の住む地球を守るために宇宙海賊を抜けたせいだったのだ。
ジャッカルは自分を捨てて地球へ去ったシャークに愛憎こもごもの思いで戦いを挑み続けるが、いつしか傍らにいるブレアードに心を開いていくのだった。ブレアードもまた、タクトを意識しながらも、不安定なジャッカルのそばを離れられない。
一方、基地から飛び出してしまったブレアードを心配するサイクリードは……
ってBLの世界じゃん!
なんでジャッカルはシャークを目の敵にしてるのー? とイッテツに聞いたら返ってきた答えです。
超星艦隊セイザーX超星戦士ひみつ図鑑
てれびくん
あの、すいません、語らせてください。
いや、ウルトラマンガイアなんだけどね。
今放送しているのはマックスでこれはこれですげーおもしろい。先日の「イジゲンセカイ」も吹き出してしまったよ。会話とかテンポとかがよくて(ガメラの金子監督だったせいもあるけど)マックス全体が1エピソードずつの完全読み切りエンターティメントに徹しているというのがよくわかった。
……このままだとマックス語りになってしまいそうだが、ガイアだ。
平成ウルトラマンには「ティガ」「ダイナ」「ガイア」「コスモス」「ネクサス」「マックス」とあって、わたしがちゃんと見てるのはいまのとこ「ガイア」なんだけど(レンタルでね)、ファンタジー色、エンタメ色の強いマックスと違い「ガイア」はリアル志向。ガイアに変身する主人公が戦闘に参加しないアナライザーという設定も戦闘チームが別にいるっていう設定も、大きな流れの中でストーリーが進んでいく設定もイカス。
だけど先日借りた「ガイア」に収録されていた「遠い街・ウクバール」これが 感・動・!
いや、わかってるよ、ウクバールについてはさんざんガイア放送時に書かれたことだろう、いまさらガイアでもないだろう。でも聞け、いいから。
もうこれは「ウルトラマン」という作品ではない、「遠い街・ウクバール」というオトナのファンタジー。
25年も配送屋を続けながら故郷ウクバールをさがし続ける自称・宇宙人の永田。その街の話を延々聞かされイライラした新人バイト庄司はつい「ウクバールはあんたの頭の中にある」と言ってしまう。ショックを受ける永田。
庄司はXIGのチームハーキュリーズのリーダー吉田の幼なじみだった。庄司は吉田に永田がチキュウジンであることを証明してやってくれと頼む。
吉田とガムは永田の生まれた実家を探し出す。実家があるなら宇宙からきたという妄想はなくなるだろう。すでに空き家になっていた永田の実家には背比べの傷のある柱もあった。永田はやはり地球人だったのだ。
しかしやがてウクバールから使者ルクーという怪獣がやってくる。空に響くサイレン。「ウクバールでは夕方になるとサイレンが鳴ってみんな家へ帰るんだ」という永田の言葉を思い出す庄司。そしてルクーは消え、永田も消える。
再度永田の実家へ行った吉田はそこで昔のカレンダーを見つける。そこに描かれていたのはウクバールの街……。
ウクバールは実在したのか、それともこの絵から浮かんだただの妄想だったのか……?
前半は延々庄司とともに永田のウクバール観光案内を聞かされるのだが、それが不思議と飽きない。会話のタイミングがいいせいなのかな。そしてこの作品は画面で描かれていない部分も容易にこちらに伝わってくる。
たとえばウクバールの話にいらついた庄司、彼は売れない役者でバイトをするしかない。なのにそばに美しい夢をもつ男がいてそれを語る。ただ無駄話にいらついたわけでなく、そういう側面が庄司を怒りに駆り立てたのだ、とか、幼なじみに頼んでまで永田が地球人である証明をしようとしたのは、永田を傷つけたことに対する自分の正当化、また地球人であることが証明されれば永田の傷が薄くなるにではないかという罪の意識である、とか、そういったものがひしひし伝わる。これは永田・庄司というゲストキャラクターがしっかり立っているからだ。30分という連続ドラマの中でこれは快挙ではないか。
線の切れた電話の受話器から風の音が聞こえるというシーンや、不意にカラカラまわる風車など、不思議で印象的なシーン、迎えにきたルクーを見上げる永田の陶酔した表情、ウルトラ史上最高に赤提灯が似合う吉田リーダー(かっこいい、惚れた!)など役者もすばらしい。
リアルで壮大な流れの中でぽっかりと浮いたストーリーではあったが、見て損はない。レンタルビデオ屋へGO!
ウルトラマンガイア(8)
特撮(映像)
日曜にNHKで矢沢栄吉とそのファンたちのドキュメンタリ?を見た。
その中で矢沢さんが「殴られるといい、俺はビートルズにパンパンパーンと殴られた」と言ってた。
まあなかなか殴られたような衝撃を味あうこともできないと思う。
つまり自分の人生を変えるような、決めてしまうような、第三の目を開かせるようなものだよね。
パンパンパーンというわけではないが水風船を顔に弾かれたマヤくらいの衝撃は今までにもあった。
たとえば「デビルマン」を読んでそのラストシーンに少年マンガの崩壊を見た。
たとえば「限りなく透明に近いブルー」を読んで、こんなにも文章は自由でいいのか、と驚いた。
たとえば槙村さとるのデビュー作「放課後」を読んでそのコマの斬新さにショックを受けた。
たとえば紡木たくを読んでコマからあふれる感情の波に、他人の家だというのにその衝撃に何冊も抱え込んで動けなくなった。
たとえば「紅三四郎最終話・秘剣美少女」の少女が刀を鞘におさめる肩の動きに、「わんぱく王子のオロチ退治」のヤマタノオロチの立体的な動きに、中国アニメ「ナーザの大暴れ」のナーザの自害シーンに、DAICONアニメの戦闘機の動きに、「ホルスの大冒険」でヒルダが雪狼に後ろから襲われて力なく倒れるシーンに、ぱしぱしとひっぱたかれてきた。
だが、いずれも私は観客だった。漫画家にはなりたかったが自分の絵ではなれないだろうというのは早い時期からわかっていた。
叩かれはしたがそれは単なる感動で、人生が変わったわけではなかった……
その中でもしかしたらこれは人生に、人格形成に影響を与えたかもしれない、というものがある。
なにかといえば雑誌「OUT」だ。
たしかその号はひおあきら特集。
別にひおあきらが好きなわけでもなかったし、それでファンになったわけでもない。
私をひきつけたのは読者の頁だった。あらゆるアニメやマンガの感想がそこにあり、パロディが行われていた。いっぺんにはまった。その世界に。アニメはみてなかったからわけわかんないのに、その世界に親しんだ。
OUTはそれまでマンガと小説しか興味のなかったわたしをアニメに転ばせた(上記のアニメはこの後ビデオや劇場で見たわけだ)。パロディにつきすすませた。
「OUT」がなかったら私はただのマンガファン、アニメファンだったろう、「OUT」のせいでオタクとなった。
人生を決めた1冊にこれをあげるのはかなり忍びないが、いまのとこ、これしか思いつかないのが情けない……
わんぱく王子の大蛇退治 | |
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何がすごいったってこの画面のシュールさがすごい。
無数に分裂したバルタン、対抗すべくやはり無数に分裂したウルトラマン。
ウルトラマン史上かってないくらいうっとおしい画面だ(笑)。
あいにく前編は見れなかったが後編だけでも充分におもしろい。
特に無重力化したダッシュ司令部を元に戻すため、エリーを正気づかせるために隊長がとった手段が。
それは……「コバ! エリーの心にプラグイン!」
「エリー、君の心のファイルの中にコバケンジロウがいるだろう? 僕を君の中の「ここちよい」というファイルにいれてくれ」
「すでにコバは私の「好き」というファイルにはいってます」
「ええ?!」
「うろたえるな、コバ!」
隊長はいつエリーの気持ちに気づいたんだろうなあ……。
しかしこの二人がこれから恋愛に発展していくと、コバが浮気すると怖いことになりそうだ。
セイザーXがおもしろい。
つかブレイダー?がすてき。
庭に縄でつながれている将軍さま。
どうやって飯食ったのか小一時間。
洗濯物をどう干したのか知りたいです。
それにしてもタックンは一番チビなくせに変身すると一番でかくなるのはなぜ? おしえて!
相方がロックマンにはまったのでビデオにとっておく。
今回ロックマンは3分くらいしかでてなかった。
かわりにライカとインデアンみたいな子がでずっぱり。
このでこぼこコンビはかわいいから好きだ。
つか、ライカいかす。
炎山とキャラかぶらないのかなあ?
性格づけが今いちわかってない。
超星艦隊セイザーX(1) | |
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うーん、……期待したほどではなかった。
「それは犯罪です、博士」はよかったんだけど、クリスマスの怪獣がもう少しなんか博士に対して救いをもたらせてくれれば。
クリスマスの怪獣の美しさだけで人生の大半を怪獣さがしに費やした老人に木の枝ひとつというのは。
同じモチーフで諸星大二郎がユニコーンを捕まえようとする老人の短編マンガ(「ユニコーン狩り」不安の立像収録)を描いていたけど、こっちの方がオチついていると思う。
不安の立像 | |
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今回は涙涙のマックスでございましたよ。
自分の星が消滅して宇宙をさまよう宇宙人キーフ。たちよった地球で少年と仲よくなります(普通は小学生だけど中学生くらいだよなあ、彼)。
地球人の姿で少年と町を散策するキーフ。地球の水と緑に感動する彼は「ずっと地球人の姿のままでいなよ」という少年に「なぜ?」「地球では異星人は侵略者だと思われているんだ」
キーフは自らダッシュに出頭。さまざまな検査調査を受けて弱っていきます。キーフが善良な異星人であることがわかるダッシュのメンバーは過酷な取り調べをする科学者に抗議しますが相手にされません。カイトはなぜそこまで耐えるのかとキーフに尋ねます。キーフの答えは一言「あこがれ……」。
さらなる取り調べのために場所を移されるキーフはカイトに少年にもう一度会いたいと頼みます。少年は自分の忠告を振り切って出頭したキーフに悲しみとも怒りともつかない気持ちを抱いていますが「人間の姿をしたキーフになら」と会うことを承諾。
少年と出会ったキーフは「いつか遠い未来でたくさんの異星人たちがくるかもしれない、彼らは地球人に変身できないかもしれない。でも今僕が地球人に協力していれば、いつか互いに仲よくなれるかもしれない」
少年はキーフが見ている遠い未来の希望に胸を打たれ、キーフに元の異星人の姿に戻ってくれるよう頼みます。
「どんな姿をしていてもキーフは俺の友達だよ」
そんなとき凶悪異星人が町を襲います。
「なんでこんなことを……」呟くキーフ(まったくだ。なんの説明もなかった)。
キーフは地球人をかばって光線を浴び、消えてしまいます。
まああとはマックスが戦ってオワリ。
その後、カイトは少年に言います。キーフの言葉を。
「あこがれはぼくらの手足を動かす。あの地平へたどりつくために倒れても倒れても、先へ進もうとする」
滂沱。
いろいろと細かいエピソードがオモシロイ。最初に光の粒子でやってきたキーフが少年に元の姿になっていい? ときいたとき、少年が「怒らせない方がいい。でもねがわくば癒し系であってくれ」と祈るシーンとか。
科学者が取り調べているキーフを「あのエイリアン」と呼んだとき、ダッシュの外人ショーンが「彼はキーフだ。あのエイリアンじゃない」と呟く。ショーンもたぶん「ガイジン」というくくりで日本の中のバリアを感じているからだろう。
そしてカイトが「すまない、なにもできなくて」と謝るところ。カイトも自分の中にマックスという異星人を同居?させているのに。
そんな彼に「あこがれ」という言葉を母星語で語るキーフ。カイトだから、マックスだからこそわかる宇宙の言葉。
マックスがここんとこ面白いもんだから、つい、ツタヤで平成ウルトラマンとセブンのDVD借りてきちゃった。
先週、メトロンとセブンの戦いを静かな戦いって言ったけど、あれはイメージだったようだ。実際はテーマソングが流れるけっこう派手な戦い。まあ派手なのは科特隊とメトロンの宇宙船の空中戦なんだけど、このときのバトル演出がかっこいい!
セブンとメトロンは走り寄って空中でクロス、その瞬間ストップモーション、そして科特隊とメトロンの宇宙船の空中戦に視点が切り替わり、宇宙船は破壊されたとき、二人は交差し、セブンが空中で一回転しつつアイスラッガーをなげ、メトロンまっぷたつ!
この何か動きながら攻撃っていうのが私は大好きで、ガメラVSレギオンの、霞目基地での戦い──ガメラが着地しつつ横に加速で滑りながらプラズマ3連発──と同じくらいかっこいい。
このDVDはなんと「ウルトラQ──2020年の挑戦(ケムール人)」「ウルトラマン──侵略者を撃て(バルタン)」「セブン──狙われた町(メトロン)」「帰マン第一話」がはいっている、濃いというか、マニアックというか、オタクっていうか(笑)、トライアルエディション。
それにしても久々に見た「マン」「セブン」って、なんか全然子供向けぽく作ってないっていうか、いや面白かった! とくに「狙われた町」は冒頭、タクシーから身をのりだして助けて助けてと叫ぶ女性、それを追うパトカー、タクシーから女性脱出、運転手が追って殴る蹴るのしかかる。
場所が木材置き場で泥だらけなので今にもレイプシーンがはじまりそうだった。
男が取り押さえられてそばで泣きくずれる女性の撮り方は、いやこりゃ子供番組じゃヤバイよ。
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えー、誰も一緒にいってくれそうもない「あらしのよるに」をレディースデーで見てきました。すいてました。
しかしレディースデーにわざわざ男二人でくるってどういう度胸試しだろう、それとも何かの罰ゲームか?
隣に子供が座ったのでいやな予感がしたんだが、あんのじょうハンバーガーを食べ始める。匂いがいやなんだよー。しかも親は上映中に携帯でメールをチェックするし。そんなに忙しいのか?映画が終わるまでの短い時間待てないのか? 将来子供が映画館で携帯の電源いれっぱなしのマナーしらずのオトナになるのは母親のせいだぞ?
そんな「あらしのよるに」ですが、まあ話はみんな知ってるんではぶくけど、許されない愛を貫く狼とヤギの話です。
原作もBLくさかったけど、映画はさらにBL度増してました。特に狼の方で。
メイに「秘密の友達ですね」と言われて「そんな言い方ドキドキしやす」とか言ったり(するな!)、メイに「会えてよかった」と言われて顔を赤くしたり(するな!)、メイが木を乗り越えようとするとさっと手をさしだして助けてやったり。
おまけにヤギの声の成宮が、喘いだり叫んだりすると声がかすれて甲高くなってまるで女の子みたいで。
そしてガブの目の前でおいしそうなお尻をふりふりさせるところとか、メイを食べたくないのにおなかが鳴ってしまうガブが、自分を罵るのを涙を浮かべながら微笑んで見つめているシーンとか、健気な受けの人みたいで。
アニメ製作と美術の方はあの「銀河鉄道の夜」のスタッフなので美しいです。「銀河鉄道」にも見られた顔のUPに緊迫感のないたらたらしたセリフが続くところもあったし。
まあものすごく感動した、というわけではないのですが、DVDで見ても損はないと思います。泣けるシーンも3カ所はありますし、ガブがたった一人で狼の群れに立ち向かっていくところや雷のシーンなどは迫力ありましたしね。
考えてみると絵本なんかでは狼は敵役ですよね。それはひとえに彼らが肉食だからなんですが、たとえばこのシリーズは絵本でファンタジーなんだから、ガブが果物とか食べてもいいんですよ。それをせず、肉食をも肯定したところに人気の秘密があったんでしょうね。
逃避行を続ける二匹、夜中にガブが黙って出ていって、動物を食べて帰って来たとき、メイが「今夜は何匹殺してきたんです」と厭味をいう。ガブにしてみれば「だってしょうがないでしょう、じゃあ俺に飢え死にしろっていうんですか」と言いたいところでしょう。
せめてメイの同種族は食わない、っていうところでも譲歩してほしい。なんせガブはヤギの肉が大好物なんだから。
まあこんなやりとりのあと、アクシデントがあって、メイもガブの食事についてはもう何もいわなくなるんだけど。
肉食獣が他の動物を餌にするのは生きるためであって「命を奪う」というのとは違うと思うんです。もうそれはそういう仕組みになっているから当然のこと。
このシリーズでは常に二匹の目の前に喰うもの、食われるもの、という問題が横たわっている。最後の雪山のシーンでは「私を食べて」とメイが言う。ここではすでに「命を奪う」ではない、相手を活かすために「命を与える」という話しになっている。
作者は本当はここで終わらせるつもりだったらしいけど、どんなにBL臭くても、ベタでも、やっぱり二匹が再会した7作目は完成してよかったと思う。もうすでにこの話は作者の手を離れ、読者の夢の世界に、希望の世界にいってしまっているのだから。
あ、「あらしのよるに」が文庫になりました!
3話分はいっててオトク!
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今週のマックスは先々週に続いて実相寺監督。しかもあの「狙われた街」のパロ……いや、モチーフにした作品とくれば見ないわけにはいかんでしょう!
狙われた街、というのはその街で突然住人が狂暴化する事件ってのがあって、その原因が、人間同士の信頼感をなくすためにメトロン星人が煙草に薬物を仕込んでいた、という話。
この話を有名にしているのがメトロン星人とモロボシダンが四畳半でちゃぶ台はさんで対話するシーン、そして夕焼けをバックにした静かな戦い。
メトロン星人はダン(セブン)に地球人のおろかさを諄々と説くが、セブンはそれは強者の見方である、と反発する。
今回のメトロン星人は、そのときセブンにやられたあと地球人に助けられ、40年間、その街に潜伏していたという設定。そして故郷へ帰る前にちょっとしたいたずらをしただけだという。
そのいたずらはある種の携帯電話に特殊電波を流して前頭葉を萎縮させ理性を奪うという行為。
「どのみち地球人は我々が手を下さなくても理性を失い猿になってしまう、今回はちょっとそれを手助けしただけ」
メトロン星人はそう言って笑う。このメトロン星人が化けた人間が寺田農。いやーそのままでも妖しいのに、ちょっとユーモラスなシニカル宇宙人役がピッタリ。
おとなしく宇宙へ帰るからじゃんけんしよう、とか言って、メトロン星人はチョキしかだせなかったり、まあまあお茶をどうぞ、と目兎龍茶をだしてみたり、地球のおみやげーと言ってスッポン(トイレで使う方)を見せてみたり。
メトロンが故郷に帰ったことをきいて、その幼なじみ(かくまった地球人、この人もメジャーな役者)が「俺もつれてってほしかった……」と呟いたり、カイト(マックス)が「メトロンの言う通りかもしれない」と呟いたり、それに反発するミズキ隊員の言葉が「でも」の後ぶつっと切れたり(フィルムがきれるように)。
前回の「胡蝶の夢」よりわかりやすく楽しくオモシロイ演出でした。内容も濃くて、1時間番組のようにも思えた。
そういえば旧作の「狙われた街」でなにが秀逸かというと、さいごの皮肉なナレーション……
「人間の信頼関係を崩そうとした宇宙人の陰謀、でも安心してください、これは遠い未来のお話です。なぜって? 私たちはまだそれほどお互いを信頼していませんからね」
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先週のショックから今週もマックスを撮ってしまった。
よみがえれ青春、というタイトルからまた誰か出るのかと思ってたら……イデ隊員だった。いや、ダテ博士か。
この番組で一番喜んでいるのは科特隊メンバーじゃないのか。
今回の敵はトビウオから進化した怪獣。
いや、いいんだけど、ウルトラマンらしくて。しかし魚のくせに手があるのはいかがなものか。
とはいえ、ダッシュバードとトビウオとの戦いはTVの特撮とはおもえないくらいスピード感とタイミングのいい演出でした。私はマックスもこれでようやく3回目だからよくしらないんだけど、毎回こんなかっこいい戦闘シーンなの? ダッシュバードがミサイル発射、海中のトビウオがさっとよける、間髪いれず海中から光線攻撃、ダッシュバード旋回、ふたたびミサイルって、いやもう、アニメのごとく自由に動く。CG使っているのか、ワイヤーなのかよくわかんなかったけど、さすがツブラヤの御家芸。この戦闘シーンだけで満足。
セイザーXも見ました。
えーっと……タックンがかわいいです。
あ、なんだ、マックス撮ってあるじゃん、とか言いながらあいかたと土曜の朝のマックスを見始めた。
……? なにこれ。
いきなりツイゴイネルワイゼンがはじまったみたいな。
暗い四畳半で石橋蓮司がつっぷして寝てる。揺り起こされるとマックスのカイトがねぼけまなこでよろよろとダッシュのスペース内から四畳半に向かう。
……?
そしてオープニングがはじまると……
監督・実相寺昭雄
うわー! 実相寺監督かー! じゃあ仕方ないねー、とか言いながら見始める。
ウルトラマンマックスの脚本を書いている石橋蓮司が夢を見るとカイトになっている。そこで怪獣模型を作っている女に会い、どんな怪獣がいいかと聞かれる。石橋蓮司はカイトになったり脚本家に戻ったりする。カイトは実体のない、人の欲望や夢を具現化する怪獣が一番戦い辛いと答え、女はオブジェのような姿の定まらない怪獣魔デウスを作り始める。
こんな話なんだけど、胡蝶の夢をモチーフにしたどっちが夢かわからないという話で最後には脚本家はマックスの世界にいてカイトが現実にいて、脚本家に「僕がシナリオを書くから戦え」と無茶を言う。
しかし朝早くからこんな真っ暗な画面を見せられた子供たちは。
しかもお子さまには縁のないバーまで出てくるし。
おまけに現実に戻った脚本家が寝るたびに怪獣出てくるし。
四畳半からつながるダッシュチームの光景のものすごい違和感。
しかし石橋蓮司、ダッシュのユニフォームにあうじゃん。
カイトも着物イカスじゃん。なんか着物の青山草太で一本小説作りたいくらいだ。
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オタク検定なるものがあるらしい。
合格すれば1級オタクとしてコミケで優先的にスペースが割り与えられ……なんてことはないらしい。
http://www.otaken.jp/
例題があるので挑戦してみては?
ようやくガンダムZを見ることができた。
水曜レディースデーで私は1000円、友達の男子は夜料金で1200円。
……。大枚1800円払えないところが
ガンダムzは一度ビデオでさらっと見てはいましたが、展開早い早い。一週間くらいに起こった出来事のように思えるぞ。いやもしかして一週間くらいなのか。
敵味方の立場がわかりにくいけど、そのあたりは「スパロボ」で説明を受けているので(笑)なんとか理解。
この映画の特筆すべきはやはり描き直し部分でしょうね。もうはなから元の絵に似せるつもりはありません、という絵なんだけど、今のようなキラキラしい絵になってないだけいいか。
ジャングルでの戦闘シーン(モビルスーツの名前わかりません)がすげーかっこよかった。セルが動いているんではなくてちゃんとMSが動いているぞ。
かつて絵でものの立体感を見せてくれたのは東映動画の「わんぱくスサノオの冒険」のヤマタノオロチであり、ロボットの重さをみせてくれたのは「ガッチャマン」第一話のタートルキングだった。そして今回のZでは重力を描くことにも成功している。
あまり期待はしてなかったんだけど、ラストの戦闘シーンで満足。
それにしてもZのキャラはみんなギスギスしてるなあ……
「パトレイバー劇場版」「ビューティフルドリーマー」「うる星やつら完結編」
パトレイバーは被害のひろがるさまをシュミレーションするところを常々映画の画面で見たいと思っていたので満足。ビデオではやはり暗い部分はよく見えなかったのですが映画だと細かいとこまでわかる。演出、カット割りともテンポよく心地よい映画。隣の女の子たちが「こんなにおもしろいものだとは思ってなかった!」と興奮気味に話すのを「そうだろそうだろ」と制作者のように嬉しく思ってしまった。
そして川井憲二の音楽かっこよすぎ! サントラほしいーと思って今アマゾンでけんさくかけたらムービー2のCDしかない。なぜ?!
ビューティフルドリーマーも、何度みてもおもしろい。ラムちゃんのかわいらしさは他のどのラムちゃんより抜きんでている!
パトレイバーではノアがあまり好きじゃないんだけど、ラムちゃんは女主人公の中では一番好き。
完結編は上映当時見たときは泣いてしまった。泣かない観客はいなかったんじゃないかな。今回はみんな一度みているのかあまり泣いているようではなかったが。一番笑い声はあがっていたが、映画としてつくりはどうかと言われたらやはり3番目だな。
でも古川登志夫特集でこの3つをもってくるあたり、かなり濃い選出だと思う。
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池袋駅前の酒のディスカウントショップ(そんなに安いわけじゃないけど)ヤマヤへの通り道に池袋文芸座がある。今日、年配の人がたくさんでてきたのでなにを上映しているのかと思ったら黒沢明。
なるほど。日替わりで黒沢作品を上映している。
オールナイトで何かやってないかな、とみてみると、4月30日に「古川登志夫ワンマンショー」。
声優さんに興味があるわけじゃないんだけど、上映ラインナップがすごい!「劇場版パトレイバー」「ビューティフルドリーマー」「うる星やつら完結版」!
私の好きなラインナップじゃないですか!
あとTVガンダム27・28話ってあったけどカイ・シデン主役の回かな? そっこー前売り券を買いました。
パトレイバー劇場版は映画館で観たかったんだよなあ。ビデオで観て「ああ、大画面で観たかった!」と涙を飲んだから。
今から今月末が楽しみです。
あ、忘れてた! 昨日「アイシールド」アニメ観たんだ。
作画けっこうきれいでした。OPも迫力あったし。セナやモン太はかわいくてヒルマさんは美人だった。
ヒルマの声はまだ違和感、というか絵とあってない。
ロンドンブーツの人なんだけど、ロンドンブーツの番組を観たことないし、人も知らないからキャラと声のギャップはあまり感じなかったんだけど、絵にあってないのは……。もっと上達してください。
涼音ちゃんがリキはいっている作画だった。ヒロイン?のまもりちゃんよりリキはいってた。
そしてエンディングの桜庭が……BL風だった……いや、BLというより乙女ゲー……そして進さんはブルース・リーだった。
部屋を掃除するときに伊福部昭のミレニアムゴジラベストをかけた。
すごい、効率がいい。
マーチが多いせいか、悲壮感のせいか、俺がやらねばだれがやるっていうか、今やらないと後がないっていうか。
そんな感じでガシガシ掃除機かけてガシガシ洗い物をした。
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スパロボで興味を持ったというと、相方がジャイアントロボの銀鈴がかわいいかわいいと言うので、今ジャイアントロボを借りてみているんだけど、おもしろいですね。絵もすごくきれい。
話しもなぞめいているけどちゃんと解きあかしてくれるし。
ああこの親切な作りをどうしてチェンゲで生かしてくれなかったんだ、今川監督。
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相方は「マジンガー」が好きだったという。だが頭の中ではマジンガーとグレンダイザーとグレートマジンガーがごっちゃになっているらしい。
「馬がでてきた」とか言う。
馬がでてきたんなら「グレンダイザー」ではないかと思う。たしか北海道の牧場が舞台?だったからだ。
そこでマジンガー、グレートマジンガー、グレンダイザーについて講釈を垂れる。
マジンガーの最終回で負けてしまった甲児くんを救うのが、グレートマジンガー操縦する鉄也さん。甲児くんより幾分年上の彼は、実は行方不明だった甲児くんのお父さんに育てられた戦闘マシーンだった。
甲児くんはそれまで父を独り占めしていた鉄也に激しい憎悪の念を募らす。鉄也は鉄也で、それまで父とも慕っていた兜博士の元に実の息子が現れたことにより、親子の間柄を見せつけられやはり嫉妬する。
この二人の間には父を挟んだ激しい感情が存在、いろいろと軋轢を起こす。
しかし最終回、鉄也をかばって兜博士は死に、責任を感じ、また博士に殉じるために鉄也も特攻して自爆、あとには甲児一人がのこされる(TV.漫画ごっちゃになってます)。
最愛の父と、憎みながらも惹かれていた鉄也の死に、傷心の甲児は弓教授に引き取られアメリカへと留学する。
(この弓教授は甲児の祖父の愛弟子、敵だったドクターヘルは実は甲児の祖父のよきライバルだった。ドクターヘルは甲児の祖父と一緒の研究を夢見てたのに、祖父は弓教授に心移りしたので、その嫉妬が機械獣を操り日本征服へと促した。まあガンダルフとサルマンの関係ですね。でなきゃあれだけ執拗に甲児を狙わないでしょう。甲児に祖父の面影を見てたのね!)
ところがほどなくして北海道にやたらUFOが飛来する話を聞き、調査の為に甲児が北海道にやってくる。
そこで出会った一人の青年、大介さん。落ち着いたものごし、優しいまなざし、そして美形。この大介さんは実はフリード星の第一王位継承者、自星が侵略されたので地球へ避難していたのだが、その身柄を狙って侵略者が攻めてきたのだ。
自分のために地球を、そして甲児くんを危険にはさらせない!
大介はデュークフリードとなり、グレンダイザーを操り敵を倒す。
今まで熱血で男らしかった甲児くん、デザイン自体は永井豪なので、やんちゃ系の目の大きなかわいこちゃんだったのが、荒木伸吾キャラデザでそのかわいさに磨きがかかる。
手足はきゃしゃで腰は細く、顔も幼くなりまるでバンビちゃん。
冷静で美形の年上とかわいくてやんちゃな年下といったら、もうBLですよ。そうなのです、甲児は一目で大介に心を奪われ、また大介も甲児の明るい性格とその可憐さに惹きつけられるのです。
もう二人の世界です。メロメロです。
「大介さん!」
「甲児くん!」
「大介さん!」
「僕のバンビーナ!」
これがデフォルトです。TVで毎回やってます。何度も大介さんは危機に陥り、甲児くんが助けに行っては危機に陥り、そしてグレンダイザー発進です。地球の未来はどうでもいいんです、甲児くんを守るためにフリード星の守護神グレンダイザーは立ち上がります。
途中でブラコンの妹マリアフリードが出てくるんですが、このマリア、敏感に甲児と大介の関係に気づき、なにかというと二人の間を邪魔します。問題を巻き起こすトラブルメーカーとなります。
「おにいさまはフリード星の王になるのよ! たかが地球人のあんたに本気なわけないでしょう!」
「大介さんは大介さんだ! デュークフリードなんて知らない! 俺たちは地球で幸せに暮らすんだ!」
最終回では敵の総攻撃を前に大介さんは特攻をかけようとするんですが、甲児が気づいて命懸けでそれを止めたりする。やがて敵を打ち負かした後、大介はデュークフリードに戻りフリード星へ帰る。
自分のわがままでデュークフリードの未来にはどめはかけられない……甲児は涙を隠してデュークフリードを見送る。
でもいつか必ず戻るとデュークフリードは甲児に誓うのだった……
というレクチャーを受けてスパロボをやった相方、甲児くんを見て
「ぜんぜんバンビじゃないよ?!」
当たり前です。バンビーナ甲児はグレンダイザーのときのみのオプション装備なんですから。
……当然上記の話はBL仕様に捏造されています
キムタクの声は期待したほどひどくなかった。キムタクをまったく意識させない。キムタクにする理由があるのかどうかもわからないくらい普通の人の声だ。
しかし三輪昭宏うまいわー。そしてマルクルの声の子もちょーうまい!
アニメは普通に面白かったです。空を飛んだり落ちたりする演出はさすがに気持ちいい描き方。
しかしいろいろと説明が不足です。一番わかんなかったのはなんで一回城を解体しなきゃならなかったのか。
「もののけ姫」の時は観終わってすぐにもう一回観に行ったんだけど、今回は一回でいいかな。実は「千と千尋」も一回しか行ってないだけど。
何回も観たいのは「もののけ姫」「ナウシカ」「カリオストロ」。
「カリオストロ」はルパンファンにはあまり好評ではないらしいんだけど、私は大好き! アニメとして面白かったです……。
ルパン三世 - カリオストロの城 | |
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あいかたちゃんが「牡蠣が食べたい! 生ガキに白ワイン!」と叫ぶので誕生日だし、と牡蠣を探して見つけました!
「オーシャンマーメイド」。池袋にオイスターバーがあるなんて!
殻付き生牡蠣はもちろん、白ワイン蒸し、フライ、ソテー、ジンジャーソース和え、グリル、焼き、などあらゆる牡蠣メニューが!
小さなグラスに牡蠣と一緒にいくらやオクラやジュンサイなどをいれて一口で飲みこむシューターという珍しいものまで(三つ別々です念の為)。
牡蠣を使ったパスタもクリームからペペロンチーノまで。生牡蠣もソースがレモンのホカに3種類もあります。
いやー食った食った。
ワインが甘かったのがちょっとな。パピオですよ、アサヒビールが出してる安価ワイン、スーパーで買えば700円のワインが3200円っていうのもな、ちょっとぼりすぎ。
で、その後さらにお好み焼きも食べて。ええもう誕生日ですからね、あとでおなか壊すのはあんただ。
で、おなかいっぱいになったところで消化を助けるためにカラオケへ行って叫んできました、ゲッターロボ!
中古で「真ゲッターvsネオゲッター」をDVDで購入、ソウルハッカーズ以来短髪やんちゃ系のオトコノコに弱いワタクシはもう主人公の號きゅんにメロメロです。(もともと石川賢の目玉ぐるぐる狂気系の男に弱いんだけど)4巻あるんだけど、號きゅんの魅力が一番出ているのは1巻、もう他の巻いらない、あとOPね!
そのカラオケを歌いにいったらびっくり、OPそのまま出てくるのだ、画像。逃げ惑う人々の間を擦りぬけ敵にむかっていく號きゅん、流れに押されてくるりと回るところがたまりません、あと敵にパンチを繰り出すシーン、この二つがダイスキなんですが、カラオケの画像はOPだけでは足りないので1話のハイライト?を少しいれているんですが上半身裸の號きゅんの絵まで入ってて大興奮! 歌も最初から最後まで盛り上がる歌なので五回も歌ってしまいました(バカ)。あ、もちろん、あいかたちゃんも一緒にね。
で、歌ったあとアニメみたいねーということになり大塚のあおい書店の下のビデオ屋さんへ。前にイッテツが「どんなマイナーなアニメもある」と言っていただけあって、ありましたよ、ゲッター。
「ネオゲッター」の他に最近完結した「新ゲッター」。実は1.2巻は購入してそのあとどうしようと思ってたんですが、あくまで號きゅんダイスキな私としては號きゅんのいない新は別に揃えなくてもいいので3.4をレンタル、そして「ネオ」の前に作られていた「真(チェンジ)!ゲッター(以下チェンゲ)」があったのでそれも借りる。実は「チェンゲ」にも號きゅんがでているって話なんだけど、スチルで見るとなんか線が細くて石川賢ぽくないんだよね。なのであまり期待しないで借りたら………もうこれが大ツボ。
絵はちゃんと石川賢でなんかキレイだし、ナゾにつぐナゾでまったく話わかんなくて2話以降が気になる気になる。「新」はもう買わないと思うけど、「チェンゲ」は明日秋葉原で即買いでしょう
まあ「ネオ」の號きゅんとはまた違う號だと思うんだけど。大体において「チェンゲ」はもともとのTV版の流れとはまた違うオリジナル設定みたいだし、「新」は元のを設定変えてやり直しだし、「ネオ」はどこから続いているのかわかんないし。女神転生シリーズと同じように、同じタイトルでシリーズにしているけど、設定を使ったオリジナル作品として見るのがいんんだろうな。
そうそう、スーパーロボット大戦とかいうゲームの最新版では號きゅんが出ているそうなんです。シュミレーションものはできないんだけど、號きゅんに会うためにはやるしかないのか………?
真(チェンジ!!)ゲッターロボ~世界最後の日~(1) | |
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真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ 1 | |
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新年の秋葉原にいってきました。
ながらく愛用していたVAIOをいよいよ今年は新しくする予定です。
めざすはHX72B7。
しかしいろいろ見て回るとすでに72は生産中止になっているらしい。62とか51とか夏モデルしか残ってない。
一緒にいってくれた同僚のN村くんが言うには、パソコンは低価格のもとと高価格のものから売れるから真中がけっこう残るそうだ。
まあ秋葉原を回って値段は268000円あたりというのがわかったので、池袋のビックカメラで後ほど購入することに。ビックカメラなら17%のポイントがつくからそのお金をレンジに当てることにしよう。
そして今日の目的の第二位、「ビューティフルドリーマー」を4000円台で入手のために六軒ほど回ったんだけど、うる星シリーズ自体があまりない。仕方なく一番やすかった5020円のものを購入すると、なんと新年価格で一割引ということで4500円に! うわー、うれしー。
ついでに「新ゲッターロボ」一巻を購入してみる。冬コミで買った同人誌がけっこうよかったので見てみたくなったんだけど、こちらは2700円。うーん、まだ高いね。全部で六巻あるんだけど揃えられるかな?
PSのゲーム「エルダーゲート」も欲しかったんだけど、前はけっこう見たのに探すとなると見つからないのがアキバの不思議だ。
まあ今年もアキバにはお世話になります。
アマゾンで買い物。
「伊福部昭のミレニアムゴジラベスト」。
ゴジラ音楽だけじゃなくてラドンやバラン、キングコングなどの有名音楽がはいっている。
モスラの小美人の「モスラ」が入ってなかったのは残念。
あの曲は別なアルバムに収録されているんだよなあ。
カラオケでは相方とうたいまくる曲(笑)。
バランの「バララギ」、コングの祈りの歌がはいっているのが嬉しい。バランはみたことないけど、この曲はなぜか知っている。バララギバララギ~♪
怪獣と闘う人間側のマーチ、自衛隊のバックにかかる曲は、じっさいこういう曲が出撃のときに流れたらもうやる気百倍じゃないのかな。悲壮な中にも希望を光を感じさせる。自衛隊楽団ではやらないのかな。
以前、伊福部音楽に載せて怪獣が暴れるハイライト集めたビデオ持ってたんだけど、なぜか今持ってないんだよね。ああ、もう二度と手に入らないだろうなあ、あれは。DVDで出てたらぜひ買いたい!
さて19日から続いていたアニメフェスも今日が最終日。わたしにとっては2日目だけど。
昨日マラソン見てしまって日本選手優勝おめでとう。マラソンは見てると変わらないのに目を離すと順位が変わってて困るよね。
広島で落ち合った友達が午前中一緒にアニメを見てくれるというので最初のプログラム分だけ(1200円)買って入場。私は1日券がある。最初のは小ホールでフェスティバル受賞作。受賞作だから面白いはずだがやはり訳のわからないものもある(笑)。大ホールではシルヴァン・ショメ監督の「ベルヴィル・ランデブー」長編アニメだが絵が好きな感じではないのでパス。中ホールでは平和のためのアニメーション2。
お昼を喫茶で軽く食べて二人で広島平和公園へ。
原爆ドームをはじめて見た。いや、なんかこう………凄かったね。
異様だよ。回りはちゃんと平和な平成なのに、ここだけ時間が止まってるよ。怨念しょってるよ。絶対風化させるもんかって意志がドームにはこもっているよ。そこだけ切り取られたみたいに本当に異様だよ。
私は戦禍を残しておく意味がわからなかったけど、これ見てわかった。残すべきなんだ。体験してなくても頭の中の知識だけでもわかる。もうやっちゃいけないことだと。これは人間の過去最大の過ちだと。許されることではないと。そしてそのうえで乗り越えなければならないのだと。
いや、やっぱ日本人は、人間は見ておくべきだよ、ヒロシマ。
友人がバスで帰ってアニメの後半戦。
ちょっと遅れたらフェスティヴァル受賞作品4は満員御礼。小ホールでやるなよ、みんな見たいだろうが(泣)。仕方なく大ホールのジミームラカミ監督の「風が吹くとき」を見てしまう。ああああ。
原爆ドームのあとはコレはツライ。
イギリスに原爆が落ちるが、原爆に無知な老夫婦はいつかくる
政府の助けをただ待ちながら死に向かう。
絵がほのぼのしてるんだよ、スノーマンの絵本の人だよ。
「外にでたら原爆があるんじゃないの?」
「そんなのどこにも見えないよ」
「あとで体に害があるんじゃないかしら、昔日本人はあとからもずいぶん死んだみたいだし」
「ちゃんとやるべきことをやってなかったんだよ、まあまだ科学も発達してなかったし」
「どうして新聞がこないのかしら」
「原爆が落ちたんだもの、書く記事が多すぎて遅れているんだよ」
不安になり弱っていく妻を精一杯労わる夫
「泣くんじゃないよ、泣くんじゃないよ、体の調子が悪くて心が参っているんだよ」
「お祈りをしてちょうだい」
「どんなんだっけかな」
「なんでもいいわ」
「慈悲深き父よ、………緑の野に………」
「とてもいいわ、とくに緑の野ってところが」
「後は忘れちゃった」
「ありがとうあなた」
ああああ。
二度と見たくなかったのに。
続き さて大ホールでは引き続き「ベストオブザワールド」世界の優秀アニメだ。やはり意味のわからないものもあるが爆笑ものもある。
居眠りする老婦人のもとにくる死神。まさにその鎌が老婦人の命を立ちきろうとした瞬間、婦人の蹴りがヒットする。ワンピースを脱ぎ捨てた老婦人の渾身のアクション技。死神の惨敗。グロテスクな死神と単純な線の老婦人の対比が面白い。
残念ながら大会結果を見ることなく帰途へ赴かなければならない。19時までの電車にのらなければ今日中に東京へ帰りつけないのだ。しかしヒロシマにきてお好み焼きを食べないのはあまりに馬鹿馬鹿しい。
と、広島駅の駅ビルの中にお好み焼きのカウンターが5軒、並んでいるではないか! さっそくおばちゃんが焼いている店にはいる。大盛りキャベツとヤキソバのお好み焼きはうまかった! 650円。安い! お好み焼きはお好み焼き村へ行かなくても駅で食べられます。
さて今日は朝からアニメフェス。9時から9時まで12時間耐久だ。
ホテルの人に年金会館までの行き方を教えてもらう。バスに乗れば年金会館前で止まるらしい。知らない町はなんとなく心細いぞ。
年金会館前で下りたがそれらしい建物が見えない。お昼ゴハン調達のついでにコンビニの人に聞くと年金会館の隣だという。会館がでかいんだな。
でかい会館を超えると確かにポスターが! ここがあこがれのアニメフェス会場か。おお、外国人もいっぱいいるぞ。
ちけぴで買っておいた前売り券を1日券に変えてもらう。これで今日一日自由に出入りできる。プログラムを購入、なるほど、3つのホールでいろいろ上映しているのか。うーん、なやむな。
大ホールではジョン・ハラス「動物農場」………イギリスの政治風刺の長編アニメ。中ホールでは世界の子供の作品、小ホールでは現代日本のアニメーション。
動物農場にも惹かれるがここはやはり現代日本だな。
これが2時間弱。計11本だがそのうち2本はストーリーはあるようだが訳がわからず、2本はストーリーがありよくわかり、残りはアニメーションとしての面白さを見せたもので、インパクトの利いた短い作品が多い。人間の体の1部をさまざまな機械に置き換えた「快動力」しっとりとした人形アニメ「朱の路」、いろんなパスタでつくったキャラクターが楽しく大浴場にはいる「ボーノーモ」が個人的にお気に入り。
さて、お昼ゴハンを食べて後半戦。
午後は大ホールで韓国のアニメ監督の「エンプレス・チャン」、中ホールで平和のためのアニメーション、小ホールで「九里洋二11PM特集」。ここはやはり韓国長編アニメだろうな。キャラクターがちょっとディズニーみたいだけど午前中にストーリーのないアニメ見すぎたから少し頭休めないと。
これは親孝行な娘が父親の目が見えるようにと海神のいけにえになるけど、助かって王子の花嫁になるというシンデレラストーリー。
絵も演出もディズニー風。でも主人公がかわいくて魅力的。おかしかったのは王子と見つめあうシーンで王子の目がキラッと光ったところ。しかも両目。ここで観客爆笑。監督は来日してたけどなんでここで爆笑が起こるのかわからなかったろうな………。
ちょっと休んで大ホールでは「平成狸合戦ぽんぽこ」と高畑勲
トークショー、中ホールではベストオブザワールド、小ホールで
は久里洋二パート2。
「ぽんぽこ」は見たことがなかったので見てみる。
うーん、なんかあまり面白くないぞ。と思ってたら高畑勲自ら
その正体をバラした。
この映画には観客に感情移入をさせない演出がとられていたのだ。
それってエンターティメントとしてはどうよ?
でも高畑監督は「そんな映画も必要だと思う」と言いきる。そーかなー。
確かにナレーションの多用、キャラクターの変化の多用、主人公を決定しない方法などで感情移入はしにくい映画に仕上がっているので監督の意図通りなんだけど。音楽はよかったと思う。
最後は大ホールでコンベンション。このアニメフェスへのグランプリを決める世界各国からの参加作品。今日が最終日だ。全部で14作品。字幕がつかないのでストーリーのあるアニメにはつらい。というかやはりストーリーがないアニメもある。5つはわからなかった(笑)。
アニメフェスのあとは広島で友人に会う。彼女は宮島観光をしてきてホテルで落ち合った。広島地ビールを飲める店で飲み食いし、ホテルに戻ったあとはゲームの話などをしながら………オリンピックを見てしまう。あああ、マラソンみちゃったよ、ゴールまで。明日も9時からというのに………
日曜の朝、洗濯物をまわして、ウエンディーズにモーニングセットを食べにいったんです。1時間以内で戻れるはずでした。
そうしたらウエンディーズの前に映画館があったんです。スチームボーイがあと15分ではじまるところでした。
映画館に入りました。当然、洗濯物のことは頭から抜けてました。
スチームボーイ、まるで写実派の絵のように美しいマンチェス
ターの田舎、陰鬱なロンドンの風景、目を奪われるロンドン博
の背景、そして動き回るキャラクター。
絵はいい、すごくいい、いや、話だって面白い………でも。
「AKIRA」の勝ちだな。
同じオオトモ監督の作品で比べたら、「AKIRA」や「工事中止命令」の方が面白かった
かもしれない。
何が原因かというとやはり主人公のキャラクターなんだと思う。巻き込まれガタの13才の少年・レイ。「AKIRA」のカネダも確か15か16才だったと思うし、二人ともデザインはごく普通の男の子なのだが、カネダが見せるふてぶてしい表情や、黒い面の魅力っていったらもうあなた。そして何より、前に突き進む行動力に納得させる力がある。その点、レイは弱い。自分の意志にも迷いがあるし(もっとも科学が人のためのものか、そのために人を傷つけていいものか、科学の発達が人の幸せのためのものなのかという答えのナイ問いの中にいるからしかたないけど)、今ひとつミリョクに欠ける。声優初挑戦の女優さんはがんばっていたけどやっぱり今ふたつくらいだったし、何より、第三の主人公ともいうべきおじいちゃんの声の人が………うーん、だめだった。すごく耳についてしかもはいってこない。ここは無難に永井一郎さんにでも頼むべきだった。
(スチーブンスン役の児玉清はよかった)
話が途中でだれる感じがあるのがハリーポッターと一緒で、ちょっともぞもぞしちゃった。10年、24億かけて申し訳ないけど、2回目を映画館で見るかといわれたらちょっと遠慮するかもしれない。
ちなみに私が映画館で二回以上見たのは
「ビューティフルドリーマー」「パトレイバー1」「もののけ姫」
「カリオストロ」「ナウシカ」「ガメラ1・2」「指輪物語1」かな?
今日、相方と飲んでいるとき、人の幸せはそれぞれだから、という言葉から「銀河鉄道の夜」の話になった。確かあれにも「人それぞれの幸せはその人にしかわからない」というようなセリフがあった、と思う。
私は実は恥ずかしながら原作を読んでいないので、アニメの「銀河鉄道の夜」(あの猫の!)の話しとなるのだが、人のために命を落としたカムパネルラは幸せだったのか、という話しだ。
「人の幸せのためならあの天上の蠍のように何回火に焼かれ
たってかまわない」
と言うカムパネルラは確かにザネリのために何も考えず冷たい
水に飛び込んだのだろう、そして命を落としても満足だったに
違いない。
彼の心配はただ「おかあさんは僕を許して下さるだろうか」という一点だった。そこも客観視している。
だが、ジョバンニは銀河の中に石炭袋を見た。
ゴウゴウと音をたてて全ての光を飲みこむ石炭袋の中に絶対の孤独を見て、
その恐怖と寂しさ、切なさからカンパネルラにほとばしるように声を上げる。
「カムパネルラ、僕たち、どこまでもどこまでも一緒に行こうねえ」
その時、カムパネルラは突如として悟る。
僕は一緒には行けない!
天上で輝く火となっていたカムパネルラはこの瞬間地に堕ちる。人間の子供に戻る。
僕は一緒には行けない。
輝く未来にも家族と過ごす幸福も、友達と一緒にいる幸せももうかえらない。
天上にいたカムパネルラなら微笑んで「ごめんね、僕は一緒には行けないんだよ」と諭すことだろう。だが地に戻った少年は答えることができない。
僕は一緒には行けないんだ………。
自分の死を、孤独を、絶望を理解した少年はもうジョバンニと行くことができず消えるのみだった。
この車両にも、次の車両にもいないカムパネルラを探して最後尾に辿りついたジョバンニは、夜の中に寂しく消えていくカムパネルラを見る。ジョバンニに向けるカムパネルラの視線は石炭袋と同じ絶対の孤独の色を浮かべている。
可哀想なカムパネルラ! 天上で炎にもなれず、ジョバンニと共にいきることも出来ず、石炭袋のただ中で膝を抱えるカムパネルラ!
などという話しをだな、リースリングと一緒に語っていたわけだ。
ガンダムの真骨頂とも言える回が続くこの中では、すっかり人
間ができやがったワッケイン、玄田哲生の美声が冴えるスレッ
ガー、温厚で律儀なニュータイプ・シャリアブル、作画がすばら
しかったマ・クベ、武人・ドズルなど、大人の男たちが見せる
魅せる。
そして死ぬ。
それにしてもドズルの号令はかっこいいな。
もちろん、ギレンの「立てよ国民」に表される演説もかっこいいが、矢継ぎ早に飛ぶドズルの命令は、場内にいた男子諸君ならみなそれに従い、モビルスーツ、あるいは船に乗って、ジオンの礎たらんと欲して命をかけてみたいはずだ。だろ?
今回のオールナイトも女子が多い。最終回だから普段より人が入ったかと思ったが意外とそうでもなかった。
この回の中でやはり特筆すべきは「ソロモン攻防戦」。
ドズルが死に、スレッガーが死に、アムロの覚醒が行われるこの回。
前の日記でスレッガーとミライの別れについて書いたがやはりわたしの記憶違いではなかった。ガンダム上、1位であるラブシーンはしっかりと描かれている。
被弾したスレッガー機がホワイトベースへ戻ってくる。スレッガーを気遣い、すぐにでも飛んでいきたいのだが、責任感の強いミライは操舵から離れられず、ちらちらとブライトを見る。ブライトはそれに気づき、戦闘中は禁じられている個人通話でスレッガーのもとへいくことを促す。
「君の気持ちはわかっているつもりだ。だが僕は待つよ………」
ミライは休憩するスレッガーのもとへ行き、無事な姿に涙ぐむ。スレッガーは言う。
「よしましょうや、少尉。うかつですぜ」
そんな涙を見せると自分が勘違いしちゃうよ、と注意するのだが、ミライにとっては勘違いではない。なんと言われても本心なのだ。その涙にスレッガーは「あんたは俺にはまぶしすぎるから」と首を振る。
だが何も言わずただひたむきに自分を見つめる瞳。スレッガーの胸に愛おしさが溢れる。これが少女の勘違いだとしても短い命だ、応えてやりたい。
スレッガーは自分が戻らないことを知っていたのだろうか、その上で少女に夢を見させてやろうとしたのか。彼は母親の形見のリングを預ける。
それで別れのはずだった。
別れられるはずだった。
だが運命は甘い夢を見させてくれた。
爆撃の衝撃で艦が揺れ、ミライはスレッガーの胸に投げ出される。間近に恋した男がいる。目を閉じて仰向いた少女に応えてやれない男がいるものか。
スレッガーはミライを抱き寄せ口付ける。そっと離せば慣性のままミライは壁際に流れた。口付けの甘い余韻に抱かれたまま………。
一方 アムロはドズルの操縦するビグザムを撃破する。ドズルは自動小銃を手に向き身でガンダムに向かって連射する。
「ジオンの栄光、この俺のプライド。やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞ!」
アニメ史上心に残る名セリフ、やらせはせん三連発。
アムロは象に立ち向かう蟻を見る心境で敵を見下ろす。だがそのときドズルの背後からあふれだす暗い影。それはたちまち悪魔のような姿を取り、アムロを襲う。
前回の予告編で「憎悪」と名づけられてしまったので観客はその正体を知っている。予告で言うべきではなかったかもしれない。
そしてソロモンは落ち、ドズルの妻は嘆き、スレッガーの死を運んできたアムロにミライは泣き崩れる。
「嘘だって………嘘だって言えないのね、アムロ………!」
そんな女性達の涙の中に満を持して流れる挿入歌「おやすみアムロ」。
ちくしょう、そんなに私を泣かせたいか、ガンダム!
この回は観客席からもすすり泣きが少し。
たくさんの人間が、愛が死んだこの回。そして人間の闘いはここで終わる。なぜなら次からはニュータイプの闘いだからだ。
ニュータイプとしての戦闘進行は早い。そして動画も動く動く。
エルメス、ガンダム、ゲルググの三つ巴の闘いがかっこいい。スピーディなアクション、表情、セリフすべてかっこいい。そして満を持して(またかよ)流れる挿入歌「シャアが来る」………いい歌だよ、かっこいいよ。でも会場には笑い声が。爆笑じゃないところが逆に哀れだよね。だってその笑いって「やーん、恥ずかしい」てな感じの笑いだったから。「シャアシャアシャア、シャアが来る~♪」この回は家でひとりで見たほうがよかったかもね。いや、曲はいいんだよね………
進行が異常に早いと思ったら、ガンダムは52話の予定が43話に縮小されて打ちきられたのだった。ニュータイプ覚醒からサビ家の崩壊はもっと書きこまれるはずだったらしい。
閑話休題。 職場の仲良しさんに今度枕くらいの巨大エルメスが販売されると聞いた。ちゃんとビットつきだそうだ。いや、買わないよ。カルピス劇場のフィギュアはともかく、セーラームーンのフィギュアだって相方に白い目で見られているのに、モビルスーツなんか増やしてたまるか。ふ、増やして………ぁぅぅ。
しかしモビルスーツってデザインいいよね。ロボットの革命だよね。大河原さん万歳。学生の頃、アニメと漫画のサークル誌作ってたんだけど、その頃、注目されはじめていた大河原氏にインタビューしたことがある。素人の度胸だね、今考えると。インタビュー場所は「ドムドムバーガー」。大河原氏はアニメ業界に入る前は下着デザイナーだったそうだ。
やがて ガンダムは最終回を迎える。有名な首なしガンダム。愛機をここまで道具として乗りこなした演出が話題。当然なんだけど、今までのロボットアニメはもっとロボットに添ったものだったからさ。首をふっとばされても「たかがメインカメラを壊されたくらい」と言いきるアムロが新鮮だったんだよ。今までは首がなくなったら動かないからね。
全ての機械を捨てて体一つで仲間のもとへ帰るアムロ。
両手を広げて迎える仲間たち。
「僕にはまだ帰れる場所がある。こんなに嬉しいことはない」
やっぱりガンダムはいいなあ。
もう一回オールナイトやったらまた行くだろうな。それがたとえ二十年後でも。
いってきました。ガンダムオールナイト。
今回は「ククルス・ドアンの島」から「ジャブロー」まで。
しかしガンダムは本当に戦争の進行をていねいに描いたもんなんだよなあ、と感心。
そして進行にしたがってクルーは疲れ果て、見ている側もつらくなっていく。
主人公であるアムロが自分を認めてくれないブライトに反発して船を下りたり、
マチルダやリュウが死んだり、ランバ・ラルやミハル、マ・クベ、黒い三連星、
エピソードは飽きさせず盛りだくさんなんだけど、この日々は辛く苦しい。
ロボットアニメである以上、ロボット同士の闘いに爽快感を味わいたいが、それをうわまってあまりある辛さだ(笑)。
ところで「ドアンの島」は話はともかく作画が酷い。あまりにもおそまつ。どのくらい酷いかというとキャラクターは水で薄めた「アパッチ野球軍」だし、動きは72枚は動画を抜いただろというぐらい動かないし(根拠無し)、青田さんおすすめのせっかくのザク同士の闘いも紙芝居になっちゃってるし………。
もっとも作画の人の名前は見た事も無い人だったから外注なんだろうなあ、この回。
そのあとからはほとんど安彦・中村作画だったから安心して見られたけど。
安彦作画の時のアムロのすねた目つきといったら絶品ですね。中村作画は全体的に落ちついて上品な感じ。優等生タイプ。UPが多かったりすると安彦さんかなとか思う。表情で演技できる作画監督ですよね。
この15話から30話くらいまでの見せ場はいくつもの死だ。
リュウを失ったブライトの嘆き、ほとんどが自分より年下のクルー達の中で、唯一同じ年で同じ軍関係で、いろいろと相談し、頼ることのできた相手を失ったブライト。過労から倒れてしまって夢の中でリュウを呼ぶ彼もまだほんの子供なのだ。
そしてマチルダ。赤毛で年上の美女・マチルダに思いを寄せるアムロ。少年のドキドキ感が画面の中から伝わってきて微笑ましい。戦場の中で唯一アムロに希望とときめきをくれた人だったのに。リュウが死んだ時には叫んでいたアムロは、マチルダの死に胸の中で何度も名前を呟くだけだ。またマチルダを救うために黒い三連星と闘ったとき、はじめて額にフラッシュが光ってニュータイプとしてのひらめきを見せたアムロ。あの一瞬の光がこの先、彼を大きな運命に巻き込んでいく………。
そして三つ目の死はミハルの死。彼女の死はすべてにたいして投げやりに、いいかげんに生きてきたカイを大きく変える。もっともカイのように真剣にならずに戦闘に向かったほうが生き残れるのかもしれない。
上記の3つの死に比べマチルダの婚約者の死はちょっと首をかしげる。ホバークラフトでズゴックに向かっていくのはそりゃあんまり無理でしょう。彼には「マチルダの分まで生きぬいて1台でも多くの船を助ける」という行き方をしてほしかった………
で、次回からはいよいよ私の大好きなスレッガーが出てくる。
実はガンダムのキャラの中で好きなキャラは誰一人としていない。みんなやなやつ(笑)。その中でスレッガーは大人で陽気で前向きで素直でひたむきな人だった。軽く見せかけていたけどいろいろ背負った後での身一つの軽さのようだ。
その彼が恋をする相手がミライさんだというのがいい。ブロンド美人のセイラではなく、太目で地味なしっかりもののミライさん。ミライもいつも冷静なのにスレッガーに対してはかわいらしい反応になってしまう。
キスシーンも多いガンダムだが、スレッガーとミライのキスシーンは心に甘いシーンだ。でもこれは単なる記憶かもしれない。次回のオールナイトでもしかしたら印象がかわるかも………
サンシャインで「国際化石鉱物ショー」が3日間開催されるというので行ってきた。
ショーといっても鉱物・化石の展示即売も兼ねている。
しかし、おそらく商売ではなく、好きで集めているんだろーなという出品店はどこかコミケの匂い
がする。
石という美しくて不思議で複雑なものにとりつかれる気持ちはわかる。
自然のものは全て美しくて不思議で複雑なものなのだが、石は見た目ではわからない部分もあ
る。
割ってみて、もしくは削り出して、あるいは掘ってみてはじめて見つかるというのが
「私だけの!」という部分で興奮を呼ぶのだろう。
それはあたかも神田の古書店街でついに出会った!と古書を手に叫ぶのと似て………ないか。
私も自分のブラウザに鉱物・恐竜などのお気に入りをいれている人間である。いつかはカナダのバーチェス博物館へ行きたいと願っているし、カンブリア生物のフィギュアなら集めてもイイかなと狙っている人間だ。三葉虫がぎっしりつまった化石などをみるとぞくぞくする。
残念ながらカンブリア紀生物の出品はなかったが、生物の化石もかなりあってけっこう楽しめた。
特筆すべきはグリプトドンの化石。
こんなでかいアルマジロがのそのそ歩いてた大地を想像するだけで楽しい。
自重で動くのもたいへんだったろうに、生息できるだけののんびりした世界だっ
たのだろう。
残念だったのは目玉である「鉱物ツリー」だ。鉱物ツリーってからには木の
部分も鉱物で構成してほしかった。鉱物が吊り下げられているだけでは鉱物
ツリーではないだろう。
今回はじめた知ったものの中に、巻きが異常なアンモナイトというのがあった。貝の形にうずまいているじゃなくて諸星大二郎の描くような異様な形のアンモナイトだ。主に日本・それも北海道で多く出土するというそれは、日本天然記念物だった朱鷺が、学名が「ニッポニア・ニッポン」という誇らしい名前であるのと同様、「ニッポニテス属」と属名がつけられている。
どうも異形な形に惹かれるようである。このニッポニテス属のびっしり載ったパンフレットをマクドナルドでグラコロバーガーを食べながら眺めている女というのはちょっとイヤかも。
──人類が増えすぎた人口を宇宙へ送り出してからすでに半世紀が過ぎた
──あるいは──宇宙世紀0079、宇宙都市サイド3はジオン公国と名乗り地球連邦に
独立戦争を挑んだ──
これらの有名なナレーションで始まるアニメ・機動戦士ガンダム、
ファーストガンダムと後に呼び習わされるアニメが始まって24年。
いまだそのドラマ性は古びず、常に新しい感動を呼びつづけている。
何がはじまったかというと12月の土曜日3回にわたってTV放映されたファーストガンダムのマラソンオールナイトなのだ。
私がこのアニメに出会ったのはもうすでにけっこうな人格が確率されてからだったが、衝撃は激しかった。
こんなアニメ見たことないと思った。何処がどう違うのかわからなかったがはっきりと違うと思った。確実に何らかの影響は与えられていると思う。
池袋・新文芸座で毎回13話ずつ3週にわたってオールナイト上映されるガンダム、観客は意外と20代~30代の女性が多い。グループや二人づれも多い。もちろん男性客は半数以上占めたが、座席にはまだゆとりがあった。思えば20年前、ガンダムが映画上映されたときは初めてアニメ映画で観客の徹夜組が出たというのに。
オールナイトはなんの前置きもなく、いきなりTVのオープニングが始まった。たんたんと進行される30分アニメだが、回を追うにしたがって1話1話が長く感じられるようになる。話が濃くなる。
今回13話までの中で特筆すべき回は「戦場は荒野」「時間よ止まれ」
「戦場は荒野」はサイド7から地球へ逃げてきたホワイトベースが、敵の戦力圏内のグランドキャニオンを進行中、希望した難民を数名地上に下ろす話だ。追ってくるジオンに一時休戦を申し入れ、難民を輸送機で下ろすが、その輸送機には実はガンダムも入っていた。
ホワイトベースとガンダムで敵をはさみうちにする作戦があったのだ。
降りた難民のうちある親子が他の難民と別れ別な道を行く。途中まで偵察でついてきていたジオン軍の戦闘機は、その親子が気になって追いかけていく。ガンダムはガンダムで戦闘機が親子を襲うのではないかと追いかけていく。だが、戦闘機は親子に救援物資を下ろし、去っていった。ガンダムを操るアムロは戦闘機がガンダムに気づくな、気づくな、殺したくないんだと祈る。しかしガンダムの反射光に気づいた戦闘機は戻ってきてしまい、ガンダムに破壊される………
まあこのあとはザクも出てきて戦闘になっちゃうんだけど、撃ち落とされた戦闘機の兵士が生きていたときはほっとした。ガンダムなら絶対死んでる展開だろうと思ったからだ。負傷した兵士は救援物資を送った親子に助けられたりもする。
見てて思ったのは結局武器や軍などなければひとりひとりの人間に敵・味方などないのだということ。先ごろイラクでテロ行為で日本人が亡くなったというニュースがあったが、毎日毎日あそこでは市民が、そして熱意のある人々が、あるいは送りこまれて仕方なく駐在している兵士が死んでいる。でもテロ行為を行う人々も武器がなければ、大儀がなければただの気のいい人々なのだろう。当たり前のことなのだが、その当たり前のことを忘れてしまうのが闘いであり、戦争であり、憎しみなのだ。
「時間よ止まれ」は全く覚えてなかった、というかもしかしてみてなかったかも。
これもエピソード的な話で、出だしが前線で腐っているジオンの兵士から始まる。これが新鮮。ジオン軍の若い兵達はなんとか本国サイド3へ帰りたくてたまらない。でも帰るには何か手柄を立てなきゃならなくて、そこで彼らはガンダムの破壊を考える。彼らはガンダムをザクでおびき出し、あとはむきみで近づいて爆弾をとりつける。
アムロはむきみの彼らを撃てない。アムロが破壊するのはザクであり、戦闘機であり、彼はその中に人間がいるとは考えない。だからむきみで近づく兵を撃とうとすると手が震えてしまう。まあこの話の前にイセリナに「ガルマ様の仇!」とか言われて銃向けられたり、母親の目前で敵を撃って「そんな恐ろしい子に育てた覚えがない」と責められたりしたという伏線があるが、基本的にアムロは人を平気で殺せるような人間ではない。
で、ガンダムにとりつけられた爆弾は5つ。30分で爆発するので、ジオン兵たちは離れたところからそれが爆発するのを見守っている。そしてアムロがその爆弾をひとりで外そうとするのを面白がり、反面、期待したりしている。
4つまでは順調に外せたが、最後の一つがガンダムが地面に接している部分にあって、アムロは必死で土を掘り始める。それを犠牲者は少ないほうがいいと、HBから見守っていたクルーたちは、我慢できなくなり、泣きながら飛び出して、みんなでガンダムを動かし、爆弾を積んで車を走らせる。
結局爆弾は離れたところで爆発する。ジオン兵たちはがっかりしつつも爆弾をひとりで外したアムロに興味を持ち、民間人の振りをして顔をみにいく………
見終わった後、エンディングを見てたら脚本は富野監督だった。
そーか監督だからこんな好き勝手な話が作れたのか。と、納得。
こういうエピソードがはいるからこそ、ガンダムは他のロボットアニメと一線を画しているのだろう。
テアトル池袋で「アキラ」を観た。
5.1chの立体音響でのデジタルサウンドリニューアル版。
もちろん1988年にも劇場版は観たし、ビデオも持っている。が、あえて観る。
そう思って場内を見回すとなんとなく濃い客層のような気がする。
カップルいないしな。男の二人連れとか女の二人連れとか。
ここに来ているのは「アニメファン」でも「マンガファン」でも「大友克洋ファン」でもない。
「アニメのアキラファン」なのだ。
アニメのアキラはマンガとはまったく展開が違う。これはこれで一つの完成品となっている。あくまでも金田と鉄雄のふたりに焦点を絞った少年マンガなのだ。
テアトル池袋は狭い。画面も小さい。だが、やはり「アキラ」は映画で観るべき作品だ。目を奪う美しいテールランプの流れ、バイクの疾走感、破壊、爆発、金田や鉄雄の動き一つ一つが美しい。画面の奥から手前に向かって歩いてくるシーンから、最後の鉄雄の光を抱きしめる祈りの姿まで、金田の存在感から目がはなせない。そして、いまだかって、そしてこれからもこれほど緻密に、大胆に、そして”面白く”都市の破壊を描いた作品は現れないだろう。20世紀、21世紀と、「アキラ」に出会えたことはアニメファンとして幸運なことだ。