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洋画 アーカイブ

2006年12月21日

ホラーファン大喜び

わたくしは自他ともに認めるホラー好きなんですけど。
チャッキー、貞子、フレディ、ジェイソン、ドラキュラ、ダースベーダー、マミー、ワーウルフなど、こんな豪華メンバーが一同に会して楽しいクリスマスを送るなんて映像どうですか?
テレビの中から貞子がプレゼントをもってきてくれるなんて感激ものですよ。

http://www.youtube.com/watch?v=o2717ZJ5wFQ&eurl=

一人だけわかんない人がいるんだ。マスクかぶってる人。
あ、ダースベーダーがはいっているのはこの映像が「ホラー」のカテゴリではなく「悪役」というカテゴリになっているかららしいんですけど、どうせならホラーで統一してほしかったよね。
マミーの包帯はかえって怪我が悪化しそうだ。そしてフレディがジェイソンに花束をプレゼントするシーンはBLくさい。

それにしても貞子入るんだ………すげえ。

2006年08月25日

見たかったのに

アーカイブをみてみたら去年の7月以降洋画を見てないということになっていたよ。
おかしいなあ。
見たよね? 思い出してみよう。
「死者の書」⇒日本の人形アニメ 「ベルビルランデブー他」⇒ヨーロッパアニメ 「王と鳥」⇒ヨーロッパアニメ「Mrインクレティブ」⇒アメリカアニメ 「ファインディング・ニモ」⇒アメリカアニメ
あっ、あったよ、なんとか4っていうのが。ファンタジック4とかなんとかいうのが。
あと「ネバーランド」だ。映画自体はあまり………だったが中で描かれた舞台劇は感動したなあ。ティンクを助けるためにみんなが拍手するところは素直に泣けた。

うーん、見たい映画はけっこうあったんだけど話題のダビンチコードもポセイドンも見られなかったなあ。
ポセイドンは昔「ポセイドン・アドベンチャー」で大泣きした人間としては見たかったけどな。
そっか、大体ビデオやDVDでみちゃってるんだな。

見たかったのにみれなかった映画
「キングコング」「ポセイドン」「ダビンチコード」「フライトプラン」「エミリー・ローズ」
忘れないようにメモしとこう。

2005年07月03日

ジェフ・ベック

友人のA氏から急に電話がありジェフ・ベックのコンサートにいかないかと。チケットが手に入りそうだから、と。

ジェフ・ベックといえばわたしでも名前を知ってる有名なロックギタリストではないですか。音楽に全然興味のないワタクシにはもったいないようですが、まあこんな機会もそうないか、と有楽町フォーラムまで行ってみました。

さすがに観客の年齢層高い。そして男率高い。

ジェフ・ベックはやせたおとなしそうないい人そうな人で、白いランニングにブルージーンズ。全然しゃべらずにギターひきっぱなし。
「そこがいいんだよー。寡黙で孤高のギタリストっていうか、でも包容力があって。男が惚れる男だね」とA氏語ります。
グッズ売り場にも群がりCDを買っていました。

うん、ジェフ・ベックはとてもかっこよくていい人だった。人柄のよさが現れていた。そしてエレキギターがあんな様々な音色を奏でるとは思わなかった。結婚するならジェフ・ベックだね。

Blow by Blow
Blow by BlowJeff Beck

おすすめ平均
stars評判より結構良い
starsベックはいつも選ぶ面子がすばらしい
starsやっと手に入った!!
stars高音質で楽しめるジェフベックの大名盤!!
starsギターの鬼

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2005年06月29日

宇宙戦争

あいかわらず「電車男」は満席で見られない。
2時の回に間に合わなかったので本屋をぶらぶらしてたら3時半になった。すると「宇宙戦争」が3時40分からでまだ席があるという。
ほんじゃあこっちにするかとはいってみた。

「宇宙戦争」は昔テレビでオリジナル版を観ていた。あの時もけっこう怖かったし、人間の無力と愛をひしひしと感じた名作だった。
何も答えない金属の円盤が容赦なく人間を殺戮するシーンも怖かったし、部屋の中に宇宙人の探査機がしのびこんできて隠れている人間が息を殺しているシーンもハラハラした。そんでなんで外人女はきゃーきゃー叫んでキケンを招き寄せるのかと腹がたった(笑)。
最後にみんなが教会に逃げ込んで祈りを捧げ、神のみもとにいくのだと決意している静かなシーン、そして意外な結末、全てが終わった後の明るい静寂など子供心にも深く印象に残っている。
それを今度スピルバーグがリメイク化……。

現代版宇宙戦争は最初から最後まで破壊と虐殺の映画だった。
なすすべものなく壊滅していく都市、軍隊、一瞬でフリーズ化して破裂する人間。
最初道路からマシーンが出てくるところはすごかった。民衆はなにが起こっているのかまったくわからないままその危険地帯から逃げようとしない。人間にとって「なにが起こっているのかわからない」というのが一番怖いからだ。だから確かめようとその場を動かず、周りで人が死んでいってはじめてパニックになる。
地面に亀裂が走ってビルが崩れるシーン、マシーンが出てくるシーンこれはほんとにすばらしい。
冒頭は都市を破壊していくシーンが多くてなんとなく自然災害パニックぽいが、徐々に人間を一人一人殺すシーンになっていくとホラーっぽくなっていく。いや、人間駆除するならそんな手間かけんでしょう。

オリジナル版にあった部屋の中に探査機がやってきてというのもちゃんとあるが、ほとんどかくれんぼのようでこんなふうに逃げられるのならもしかして宇宙人はあまり頭がよくないのかもしれない(笑)。

そう主役はひたすら逃げます。ほとんど戦いません。唯一自分の娘を危険にさらしそうな同胞と戦うくらいです(あ、宇宙人に掴まったとき偶然戦いますが)。
いかに逃げ回るか、という映画です。親子愛の映画かもしれません。でもなんか娘はそれほど父親とは結びついてないみたい。
で、エンディング……

以下ネタばれ。


いや、オリジナルを観てるならネタばれもないんだけどさ。
これはないんじゃないかな。
原作が書かれたウエルズの時代、そしてオリジナルがつくられた時代ならいいよ。でも現代でそのネタをそのままもってくるか?
観ているこっちにだってそれなりの知識はあるんだから。
宇宙人を倒したのは微生物でしたってのはさ、納得しないでしょう。

だってたとえば私たちが別な星を侵略しようとしたら、事前にその星のこと調べるだろうし、自分たちにとって有害なものは排除する努力をするよ。そういうことを知っているわけだから、観ている人は。

百万年も前から準備していた宇宙人が自分たちにとって有害な微生物の存在を知らないってのはないんじゃないかな。
なんかそこに新しいモノを感じさせてくれるかと期待してたけどそれははずれてしまった。

教会のシーンがなかったのも残念だった。オリジナル版で神に祈るのとウイルスが宇宙人を倒すシーンのシンクロに祈りに対する救いを感じたんだけど、そういうのは今回かったくなかった。神は全く出てこなかった。わざと排除したのか。そういえばまず破壊されたのは教会だったな。

まあ、都市破壊シーンが好きな私は冒頭の街のシーンでけっこう堪能できましたが、オリジナルなオチを見たかったですね。

宇宙戦争
宇宙戦争ジーン・バリー バイロン・ハスキン アン・ロビンス

おすすめ平均
starsトムクルーズのと比べて星4
stars恐怖
starsスビルバーグのリメイクはこれに似ているようでかなり違う

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2005年03月01日

I ROBOT

「I ROBOT」を観た。
派手なアクション映画というよりはミステリーだった。
なぜロボットの生みの親の博士は窓から落ちて死んだのか。
人間の力では破れない強化ガラスを割ったのは誰なのか。
三原則に縛られているロボットが博士を殺したのか。
ロボットの色が白ということもあるけど、全体的にクールでシャープな印象の映画でした。

アイ,ロボット 通常版
アイ,ロボット 通常版ウィル・スミス アレックス・プロヤス ブリジット・モイナハン

おすすめ平均
stars見入ってしまう作品
stars面白い!
stars納得。
stars我が家にもこのようなロボットが来るのかな・・・・

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2005年02月19日

オペラ座の怪人

レイトショーは値段が安い!
そういうわけで相方と観たかった「ファントム オブ ザ オペラ」を観に行く。

おおっ、これミュージカルだったのかー。
びっくり、普通の映画だと思ってた。ミュージカルなら舞台でみりゃあいいじゃん。……
……
…………
……………………
おもしろい。
おもしろいよこれ。

いやあ、何度も予告で見たシャンデリアからオペラ座が復活していくシーン、これは初見で観たかったなあ。
やっぱりかっこいい。

怪人も恋人もいい男で。歌のうまい下手はわかんないんだけど。
クリスティーナ役の子があんな乳で17歳とは詐欺だ。

歌のシーンは普通飽きるけど、音楽がすばらしいのか演出がいいのかまったく飽きさせない。
音楽の洪水、ダンスの幻惑、愛の目眩。
なんか豪華なフルコースって感じで。
怪人が猿のオルゴールの前で「マスカレード……」と歌うシーンは涙が出そうでした。そこにクリスティーナが戻った時には「そうだろ、もどるだろ」と思わず握り拳。ああ、わけわかんない感想ですまん。

オペラ座の怪人 通常版
オペラ座の怪人 通常版ジェラルド・バトラー ジョエル・シュマッカー エミー・ロッサム

おすすめ平均
starsミュージックチャプター♪♪
stars映像でしかできないこと。
starsファントム、素敵すぎ☆
stars発売前に
stars文句なし!!何度でも観たい!!

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2004年12月08日

SAW


 「SAW」という映画を観て来ました。
 映画館の前のポスターを見てもさっぱり内容のわからない映
 画です。
 古ぼけたバスルームに二人の男が対角線上に鎖で足をつな
 がれ、真中には自殺死体がころがっています。

 ………たぶん、こういう状況から逃げ出す映画なんだろうな、とまるきり知識をもたずに観にいったら………いやー、サイコサスペンスっていうんですか? 異常な犯人の仕掛けた罠にかかった二人の男の極限の話で、もうこの犯人の異常ぷりというか、残酷性というか、有名な「羊たちの沈黙」のレスター教授も裸足で逃げ出す(言い過ぎか)というか、とにかく、始まりから終わりまでまったく心拍数が変わらずバクバク言いぱなし。観終わったら長距離走ったみたいに疲れてました。気の弱い人はダメです。心優しい人も観ては行けません。カップルも多かったのですが、見終わった後みんなげっそりしてました。おんなのこ3人組は立てないようです。

もうほんと、展開が読めないというか、「医者がなんで気づかないんだよ」とか「いや、あんたそれで六時間は無理だろう」とかつっこみどころも多いのですが、そういうのは観終わって1日くらいたってから出る感想で、観ているときはもう何も考えられずにその怒涛の展開に飲みこまれました。ネタバレになるので詳細は書けませんが、キャラクターは医者とカメラマン、その彼らが片足ずつを太い鎖で太いパイプに繋がれている。距離は離れている。真中には自殺死体。カメラマンには「この状況から逃げ出せないと死」、ドクターには「カメラマンを殺さないと家族が殺される」というメッセージ。制限時間は六時間。二人は最初協力して脱出方法を探すのだが………。

もちろん映画なのでそのバスルームだけでなく、二人の過去やドクターを待つ家族の危機、犯人のこれまで犯した犯罪、それを追う刑事たち、とシーンはいれかわり飽きさせません。しかしすぐに人間に向かってぶっぱなすくせに、人を助けるために機械を撃つということをなぜすぐに思いつかないんだ、やつらは。お前らの銃は人に向けてしか使えないのかと小1時間。
あまりあちこちで広く上映しているわけではないのですが一〇月からずーっと公開しているのだからそこそこ人気はあるんだろうな。

スリルとサスペンスを求めたい人にはオススメ。
私は心臓の鼓動が止まらなくて、映画を観た後相方をむりやりさそって酒を飲みに行き、ムール貝を食べて日常の話をして、なんとか落ちつけたよ。ふう。

そうそう、二人の手持ちのアイテムは「糸ノコ」「着信専用携帯」「小型カセットレコーダー」「犯人のメッセージ入りテープ」「煙草2本」「ライター」「弾丸1発」そして自殺死体の手に「銃」。
鎖は糸ノコでは切れません。切れるのはもっと柔らかいものです………あああああ。

2004年10月17日

ディープブルー


 レディースデーに「ディープブルー」を見に行く。
 イギリスBBC製作の海映像。海鳥からペンギン、ホッキョクグマ
 などから渚へおりて、珊瑚礁を回って外洋に出て深海まで。
 自然なつながりで海をざっとめぐる1時間半。
 どうやって撮ったのかわかんないほど生き物に近い画像。
 巨大な鯨の尾が振られるとその煽りをどうしてくらわないのか
 不思議なほどだ。
 カメラの性能がいいのかカメラマンの腕がいいのか。
 シャチに襲われるアシカや子クジラ、大きな魚に食われる小さな魚、小熊に狩を教える母熊、三ヶ月絶食して子供を守り吹雪の中で立ち尽くすペンギン、美しいくらげの舞、光り輝く深海生物、黒煙を上げる海底火山、そのチムニーに生息するチューブワーム………
さまざまな海の生き物の美しい映像が画面にマッチする音楽と一緒に次々現れる。すごくよかった、よかったが………やはり映画館で見るよりはDVDなんかでPCやTVで見る構成だよなあ。
でも客席はほぼ埋まっていた。

2004年05月14日

ぼくは怖くない

今日は先日観そこねた映画を観にいった。
しかし映画館にあるまじきお上品さだった。もぎりはダークスーツの男性でホテルのフロントのようで、整理券で5名ずつ入場。だがどう見ても20人もいないぞ、今日は。

映画はイタリア映画「ぼくは怖くない」。

 どこまでも広がる黄金の麦畑、広い空、駆け回る少年達。
 そんな中で主人公は穴の中で鎖につながれた金髪の少年をみつける。
 ………ボーイズラブの世界だ。
 が、現実はそれほど甘くなく、金髪の少年は都会から誘拐されてきた子供、そして主人公は自分の両親がその犯罪に関わっていることも知ってしまう。
 オトナの現実の前に少年は金髪の子供を助けることもできない。ただ水を与え、なけなしのこづかいでパンを買って与える。そして穴の中から連れだし、麦畑で笑いあうが、夜になればまた彼を穴へ戻さなければならない。
無力な子供。
だが、その子が殺されそうになったとき、勇気を振り絞り、助けようとする──

衝撃的なラストシーン、感動的なエンディング、可愛い少年達、美しい映像。
一般上映はしないかもしれないけど、ビデオになったらショタBLが好きな人にはおすすめです。
でも2回ほど、心臓がバクテンするくらいびっくりするので注意。

しかしお上品な映画館だが客はどれほどお上品ではなかった。
エンデイングの最中に真中にたって上着を着るな、おやじ!
そんなにすぐにメール確認しなきゃならんほど忙しいのか、新卒スーツ女子! チェックしたいなら外へ出てやれ!
スタッフロールが終わるまで私は映画の余韻を味わっていたいのだ。ケイタイの発光画面は眩しすぎるんだよ!!!

2004年04月08日

ロードオブザリング3


 ようやく「ロードオブザリング3」を見にいく。
 3時間強の映画なのに退屈しなかった。一緒に行った相方は、しかし、最初の戦闘シーンで
 もうくじけていた。
 監督がオタクだな、と思うシーン。
 のろしがつぎつぎに灯されていくシーン。相方は不必要だ、と言ったが、私にはわかる。
 ここは描きたいんだよね。
 炎が次々とリレーされていくところで人間の団結と意志を描きたいんだよな。
 しかし象が出てきた時点でもうおなかはいっぱいだった。無理だよ、勝てないよ(泣)。それでもその象を人間たちは引き倒す。レゴラスのシーンはかっこよかったが、私はその前に人間たちが懸命に巨大な力と戦っているシーンの方が好きだ。どうせ単純に監督の手のうちにのせられてますよ。
しかし魔法使い、強すぎ。あんたはユパさまか? 魔法はどうしたんだ。サルマンとかと戦っていた時の空中技をなぜ象やらトロルやらのときに出さないんだ。
原作でもガンダルフが魔法使っているシーンは少なかったけどさ。
魔法使いの立ちまわり強すぎ。あれはぜったい座頭市見てるな。
カメラワークは「天と地と」だった。
フロドとサムのシーンはもうつらくてつらくて………。そしてスメアゴルがかわいそうで。
つか、絶対死んでる、あんな大噴火の中でなぜ助かるんだ、ホビット。

映画の後は黒ビール。黒ビールは濃すぎるのでハーフ&ハーフで。

……すいません。
指輪物語でガンダルフがなぜ魔法を使わないのだ、と言っちゃって。
今日パンフレット読んだらそのへんの理由が書いてありました。翻訳の田中さんが「ガンダルフはサルマンと共にサウロンの野望を防ぐため西から使わされた守護天使的な役割で、魔力ではなく、知識と指導で人々を導く存在」。
つまり日本語としての意味の「魔法使い」ではなかったわけですね。
トルーキン、自己設定作りすぎ。魔法使いって書かれたら魔法使うって思っちゃうよ。
だからガンダルフが魔法を使える相手は同じ魔法使いのサルマンにだけだったんですね。
人相手、オーク相手には魔法が使用できないので、武闘派になったというわけです。
おそらく原作にもそのへん書いてあったと思うんだけど………すっかり読み飛ばしたんだろうなあ。
ガンダルフとサルマンはそれこそ里見と財前のような存在だったんだろうに………。3部にはサルマン全く出てこなくてかなしい。嗚呼………

2003年11月28日

フォーンブース


 受験が終わった姪と前から観たかった「フォーンブース」を見にいく。
 公衆電話のボックスに閉じ込められた男の話。

 電話の相手がライフルで狙っていて、電話を切ると殺される。
 おまけにその相手が主人公に絡んだ男を殺したので、警察には銃を持っていると誤解され、
 ちょっとでも妙な動きをすると撃ち殺される危険がある。
 この「警察に殺されるかもしれない恐怖」というのはアメリカならではだろうなあ。
 日本では発砲にも許可がいるから、警察にあまり恐怖は感じないだろう。
ライフルで狙っている変態より、取り囲んで狙っている警察隊の方が観ていて怖い。
主人公と狙撃者と主人公に投降を呼びかける刑事。
この三人の知恵と精神的な我慢比べ。
さすがに会話だけで90分持たせるのはむずかしく、とちゅうで観客が飽きそうになるとすかさず他の動きがはいるのがうまい。
何度も主人公が死ぬのではないかとハラハラ感を持たせつづける。
姪もかなり引きこまれて見ていた。
しかしあの最後の大逆転は必要だろうか。
いや、あれだけの知能の犯人がああいう手を用意してなかったってのはおかしいけどさ。
もしかしたら警察が観つけた「犯人も人間だからどこかにミスが」のミスもあらかじめ計算されたトリックかもしれない。

しかし最初はいやなやつだった主人公がどんどんかわいらしくなっていくのはなかなか………。

2003年10月25日

キルビル


 姪っこと一緒にキルビルをみにいきました。
 姪っこはクリヤマチアキのファンで彼女が女子高の制服に身を包み、ゴーゴーボールという武器を振り回してアクションするシーンを楽しみにしていた。
 キルビルは第一話ということで話が終わっていないのでなんとも言えないが、まあ面白かった。でも2話目はビデオかも(笑)。
 監督は日本映画が、それもかなり偏ったものが好きなんだなあ。
 パロディ? オマージュ? しかし千葉真一の演技はパロディなんだろうな。


2003年08月01日

戦場のピアニストと彼女


 「戦場のピアニスト」「猟奇的な彼女」
 どういうくみあわせなんだか。
 前者は第2次大戦のユダヤ人のホロコーストを、
 後者は現代勧告の恋愛ドラマを描いたもので、この落差はすごかったな。

 池袋新文芸座。入ったのははじめてだったけど、
 さすがに映画好きのための映画館だけあって座席も広く椅子もよく、五時間の長丁場にもたえられた。9日にはオールナイトにいく予定だけど楽しみ。

猟奇的な彼女は以前観たことあるので安心して観ていられた。今回は相方と行って、涙もろい彼女が果たしてどこまで耐えられるかと思ったら、もう半ばくらいから泣いていて、映画が終わったあとは目が腫れていた。

そして「ピアニスト」。これは………うーん、すごく、こう、神経にくる。車椅子に乗っていて立てない老人にナチス兵が「立て」と命じて、立たなかったから四階の窓から投げ落とす………。これがまず最初のショッキングなシーンなんだけど、前に座っていた婦人が思わず、といった感じで悲鳴をあげていた。私も上げたかった。
ごろごろ死体のころがる映画。人間を人間としてみない人間の映画。死体の山を焼いているそばでサンドイッチを食えるようになる人間の映画。とても簡単なのだ、相手を人間として見なくなるのは。
戦争に関してはいろんなからまりがあるから一人の責任にはできないと思うが、ホロコーストに関してはたった一人、ヒトラーのせいだ。ヒトラーの妄想のせいだ。この点に関してだけは彼は狂っていたのだと思う。ある種族を絶滅させようなどというのは………。

しかしこの映画を最後までみた人はラスト近く絶対同じような悲鳴をあげるだろう。
「コート脱げ! コート!」
この謎が知りたい人はぜひ観てください。

2003年01月30日

男を泣かせる・猟奇的な彼女

 韓国映画「猟奇的な彼女」を見にいきました。
 水曜レディースディだったから1000円。まあおごりだったから別にいいんだけど、
 それでも安い日に誘うなんてアタシって親切! 
 でもそんな気遣いが無用だなんてことを映画の後に知ることになるのだが。

 ラブコメだけど恋愛の出会いとわかれと再会を描いたドラマ。
 こういう話はハッピーエンドだとはわかっているけどハラハラしちまったぜ。途中で騙されるし!
 とにかくわがままで乱暴な彼女とそれに振りまわされる優しい男の子。
 私はまあ面白かったけど、一緒に行った男性は「ギャングオブNYの百倍面白かった!」と。
まあ、ギャングオブNYが百倍つまらなかったせいかもしれない。
男性視点の話だから男性には感情移入しやすいらしい。
男友達と行くといいかもね。

2003年01月10日

脳まで筋肉・ギャングオブNY

 ギャングオブNYを観に行った。
 渋谷パンテオンは広くて座席数も多くてとても観やすい映画館だった。
 ………人がいなかった。
 ディカプリオは写真より動いている方がずっとかっこよかった。
 しかし結論から言うと、この映画は日本では成功しなかったと思う。なぜかといえば。
 日本人は誰もよその国の歴史なんかに興味ねーんだよ。
 しかもアメリカンのは。

 まったくアメリカ人っていうのはなんでも暴力じゃないと解決できないのかね。
 しかもその暴力ってのが頭わるすぎ。ガキの喧嘩。
 ギャングとはチンピラの意味なのか?
 暴動起こした市民を止めるには大砲をめくらめっぽう撃つしかないのか?
 ごたまぜ民族のくせになぜよそものを差別する?しかも同じ白人同士ならなまりでないと見分けられないくせに。この映画の後、よく黒人暴動が起こらなかったな。
NYの貿易センターに飛行機がつっこんで多数の死傷者を出した事件と比べられるくらいの死傷者を、同じ国民、市民同士で出したというのだからアバウトすぎ。
だが、こういう自国の恥部を堂々と見せてしまえるのもアメリカならではなのだろう。
とにかく他人の町の歴史であり、人間ドラマを期待していくとちょっと辛い。キスシーンが執拗なわりにはセックスシーンはぴぴぴちゅんちゅんだしな。

2002年11月05日

ヴィドック

ヴィドック」を見た。茶色とネトネト色の映画だった。うーん、いまいち。
もちょっといろいろ説明してくれ。
個人的には処女を使った不老薬の作り方とか、「鏡マスク」の退治仕方とか。頼む。