若くて貧乏で才能もまだまだで人間関係に悩んで恋してケンカして、それでもアニメが好きでプライドだけを支えにがんばるアニメーターの話。
以前ほどせっぱつまった感じはない。主人公たちも仕事ができるようになったせいか。それにしてもほんとにこの作者はいやなやつをいやなやつとして描くのがうまいな。
先日TVのニュース番組で今日本のいろんな仕事、コンビニ店員、スーパー店員、データーエントリー、アニメーターは中国に支えられてて、その中国でも人件費があがってきてて、という話をしていた。
「特にアニメーターは人件費が10円しか違わないんです」
「中国の人件費も高くなりましたね」
………違うだろ、もともとのアニメーターの人件費が安すぎるんだろ!
1枚いくらで、手の動き1枚と50人が動く絵1枚でも同じ値段ってのはそりゃないだろ。
それとも今は違うのだろうか?
日本のアニメーターの賃金を見直さないと、日本が世界に誇るジャパニメーションがチャイナメーションになっちゃうぞ!!
アニメがお仕事! 5巻 (5)
石田 敦子
7巻の絵がないので5巻を。