以前ジュンク堂で「微妙」と言われてた「鈴木先生」の2巻が、ジュンク堂コミック売り場のえらいいいスペースに置かれている。リブロでもたいそう盛り上がっている。リブロで盛り上がるのはわかる気がする。リブロってガロとかインディース系好きそうだし。
「鈴木先生」2巻は怒涛の勢いで突き進む。鈴木先生とともにいやな汗をかきながら、心のジェットコースターを体験しよう。
鈴木先生 2 (2) | |
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ところで書評を読んで興味を持った文庫を探しにいったんだけど、作者名もタイトルも覚えていない。早川文庫でアメリカ作家で内容はこうで………というのは覚えている。3F文芸売り場へ行き、
「すいません。早川書房に強い人いますか」
一人いたけど帰ってしまったといわれる。やっぱいるんだ(笑)。
どういう本ですかと聞かれたので「少し前に出た早川文庫でアメリカのプログラマが日本に来てファミコンがらみの事件にまきこまれる話」と内容を話してみた。
すると文庫に強いという担当が「思い当たるものがある。みずしな孝之さんの表紙じゃないですか? 「ぼくのナントカ」という………」
いや、イラストレーターまで覚えてたらタイトル覚えてるよ!
その担当が自分の思い当たるフシで検索かけるも出てこない。そこで別な誰かに電話している。
「少し前に出た早川文庫でアメリカのプログラマが日本に来てファミコン関係で表紙がみずしなさん」
微妙に変化してるー!
答えがでました! 「ラッキー・ワンダー・ボーイ」。「僕の………」じゃなかった(笑)。
ラッキー・ワンダー・ボーイ | |
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しかし電話の向こうは誰だったんだろうな………。
一緒に探してくれたその担当女性はみずしなさんのファンで表紙だけ覚えていたそうです(笑)。なんでもひとつ好きなものがあれば本は探しやすいですね。
文庫と漫画をもって1Fのレジへ。たまたま研修中の新人カウンターが担当。そばに先輩がついててつきっきりで教えている。そうか、ジュンクの指導は現場主義なのか。
新人さんはすぐコミックのビニールをはがそうとする。すかさず先輩の指導。
先「まずお客様に聞いてから」
新「あっ! すいませんっ」
私はビニールははがしてもらっているのではがしていただく。
新「カバーはおつけしますか」
私「いりません」
新「ありがとうございます、○○円になります」
新人研修のためにわたしも一役買おうか。普段あまりしないこと。
私「カードでお願いします。領収書もお願いします」
新「は………」
先「一括でよろしいか聞いて」
新「すいません、一括でよろしいでしょうか」
私「はい」
先「ICチップがないのはこっちに通して」
新「………サインをお願いします。………はい………レシートです」
先「領収書でしょ!」
新「あ、すいません(泣」
先「領収書の書き方わかる?」
新「はい、お名前は」
私「さっきカードのサインで」
新「あ、はい、すいません」
すげー緊張して手が震えてるよかわいーなー。
私「○○さん、手が震えてる(笑」
新「あっ、はい、ありがとうございます」←すでに混乱している。
きっと1日で一生分の「すいません」を言うんだろうなあ。
ジュンク堂の店員さんは好きだ。ジュンク堂店員であることに誇りを持っている気がするから。
その店員さんも新人時代は右往左往。がんばれ、新人さん。