WEB上で遊べるノベルゲームが作りたくなり、探してみると下記のようなものがあった(この日記はのちほどゲーム頁のゲームblogに移行させます)。
Web Novel
うみがめTOOLS
Mercurius
JAVA Novel アドベンチャー Ex
箱庭ノベルズ
けっこう前から存在だけはかねがねというものから、最近開発された新しいものまで。もっとあるのかもしれないけど、今回はこの5つをいじってみることにした。
まず最初に手をつけたのは去年開発されたという比較的新しいツール「箱庭ノベルス」http://novel2.hakoniwa.net/。
で、できたのがこちら(3分クッキングか)。
http://ruta3.fc2web.com/snow/move1.htm
アイシールド21サイトの方に乗せてますので当然アイシールドのパロディです。というか小説をそのままムービーにしたようなもの。選択肢もなくただ読み流すのでWEB紙芝居---ピクチャーストーリーショーと呼んでます。
このゲームを製作する上での長所。
1)ダウンロードしなくていい。
開発者さんのサイトでWeb上で作れるというのが魅力でしょう。
2)製作が簡単。
Web上で特別な知識が無くても、「セリフ」「選択肢」などのボタンを押して、入力するだけでシナリオができあがっていく。まず画像管理という画面で使う画像をUPし、 それからシナリオ編集という画面でそのシーンで使う画像を選んだり、シナリオを入力する。するとたちまち製作できてしまう。
3)確認が簡単。
できあがったゲームはクリックひとつですぐに画面がそのブラウザで確認できる。せりふや画像をイベントと呼びますが、そのイベントのいれかえもドラッグ&ドロップでできちゃう。
4)サーバーに負担をかけない。
だってできあがったゲームって製作サイトさんにおいてあるみたいなんだもの。そこから自分のHPにタグ1つで貼り付けるだけ。
5)できること。
背景表示(どんな拡張子もOK)・立ち絵表示(透過GIFあるいはPNG画像使用。私の場合、PNGではうまく透過できなかったのでGIFにしました)・メッセージウインドウ・フラグをたてる・選択肢・時間待ち設定
次は短所。
1)操作性が悪い。
これはプレイする操作ではなく作る上での操作。イベントをドラッグ&ドロップで簡単に変更・増減できるのはいいのですが、思ったところにドロップできない。何度かやってみてわかったんですが、狙った場所から5つくらい下までドラッグしないと入れたい場所にイベントをいれられない。つまりもともとのイベントの位置が下すぎるとカーソルがそれ以上下がらなくなってしまう。ほんとに単純に操作性ですね。1シーンのイベントの数は少なめにしておくのがいい。ということは長編には向かないかも。
2)音楽・効果音がいれられない。
すくなくともノベルゲームというならシーンにぴったりの音楽・効果音は欲しいですよね……
3)立ち絵の重ね順が自在にならない。
たとえばキャラ1・2・3を表示させたとすると、1・2・3の順に奥・真中・手前と表示されるわけです。演出的に最初に登場したキャラを一番手前に出したいと思ってもできない。いったんクリアしてしまえばできるんだけど。
4)セーブできない。
短いものならいいんですがやはりゲームならセーブしたいかな、と。
6)画面サイズやメッセージウインドウの色が変えられない。
まあこのへんはね、許容範囲ですね。
でも気軽に簡単につくれるんで短いノベルをHPに置きたいって方はいいんじゃないですかね?
その他のツールはマニュアルなど読んでみて、
うみがめTOOL……FLASH5以上が必要。残念ながらFLASH3しかないので現在はつくれません。
Web Novel……音楽が好きな場所で止められない。効果音再生にはFLASHが必要なので手をつけず。
というわけなのであとはMercurius、JAVA Novel アドベンチャー Exですね。