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2006年07月 アーカイブ

2006年07月03日

日本ふるさと沈没

TOPにアクセス解析をつけようと思ったらうっかりカウンタを消してしまった。
ああああ。
でも相方が「昨日136366くらいだった」と教えてくれたので、まあ適当にUP。

「日本ふるさと沈没」というコミックを購入。
今年「日本沈没」がリバイバルされるのでそれにあわせたトンデモ本。
日本沈没のパロディというか。
まじめに描いてんのか、というくらいふざけた内容だったが、帯の小松さんの
「しかしこんなふうには沈まんっ!!!」という言葉で買ったようなものだからな。
読めたのは吾妻ひでおと鶴田謙二くらいだったな………。

日本ふるさと沈没
鶴田 謙二
4197701322

よしながふみの「執事の分際」。いろっぽい話。
なぜかよしながふみのホモ本は敬遠してたのだが面白かったので買うかもしれない。
なんで敬遠してたのかな?
んー、なんとなくホモの濡れ場のシーンで作者の意志が見えちゃうところかな。
なんかこう二律背反したような意志が。

執事の分際
執事の分際よしなが ふみ

おすすめ平均

stars下克上ラブ
stars何を書いてもよしながふみ
starsやっぱり好き。

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2006年07月04日

うれしいこと

何がうれしいったってやっぱり自分の作品をほめられるとですね、まいあがるわけです。
それが商業モノでも同人ものでも。
なんかフリーゲームのレビューで「ハコノナカノトモダチ」について

最近こういった小さくても
しっかり作ってるある作品がなかったので
久しぶりに満足感があったかも。
エンディングのモチコだけでも落とす価値はあると思う。

と言ってもらえたのがうれしくてしょうがない。
また作ろうって気になる。
ハコは概ね好感をもって受け入れてもらえて、こんなノーマルで裸も萌え女子も出てこない地味な作品なのにダウンロードもまだあって。
無料だからだよ、と言われればそれまでなんだけど。
わたしらのようなものを作る人間はみんな見せたがりなわけです。
自分の恥ずかしい妄想でも他愛のない想像でも下手な絵でもできあがったら見せたいわけです。
観てもらえるだけも感謝なのに、それにこちらでも思ってもいないような評価や感想などいただけると、たとえお金にならなくても(いや、お金は大好きですが)、また時間と手間をかけて作品を作ろうという気になるわけです。
今回Macで「魔王さま3」を制作したんですが、一息ついてまたぞろ作りたくなっているわけです。
再び「魔王さま」になるか「ハコ」のシリーズになるか決めていませんが、今年が終わるまでには3本ほど作りたいと思ってます。

2006年07月15日

PCと浴衣

PCの調子が悪い悪いって思ってて、外づけHDDも買ったし、リカバリもしたし、でも改善しないからもう修理しかないなと思って修理依頼したんだけど、あいかたが「開けてみようよ」というのでCPUをあけてメモリを差し直してみたら………

快適に動作するようになりました。

みなさんも簡単に修理に出さず、まずあけてメモリをさしなおしてみましょう(笑)。

ところで前にヤフオクで蝙蝠柄の博多帯が出て、ほしかったんだけど買い逃した。その後、月に蝙蝠の柄の扇子がでたんだけど、高くなったのであきらめた(世の中には蝙蝠マニアもいるんだよ)。
で、いま、蝙蝠柄の浴衣生地が出ている。けっこうシックでおしゃれな柄。わたしに似合いそう! いや絶対似合う! これは逃したくない!

でも反物だから仕立てなきゃいけないんだけど………もし競り落としたとしてもコミケまでに縫ってくれるところあるのかなあ………

2006年07月16日

コウモリ柄の………

反物落とせませんでした。
高くなっちゃうんだもの。
わたしに競り勝った人の履歴みたらその人は「ナルト」や「遊戯王」関係のものを購入していた。
きさま! アイシールド21が好きか?! そうだろう!
コミケでアイシールドのジャンルでこのコウモリ柄の浴衣をみたら………写真を撮るかもしれない。
でもコミケまでまだ間がある。
それまでにコウモリ柄よ、もう一度!

2006年07月22日

最近の本

小松左京「SF魂」「日本沈没」吾妻ひでお「うつうつ日記」飯塚 訓「墜落遺体」コミケカタログ購入。
小松左京は大学生の頃よく読んだなあ。かなり影響された。考え方もだけど文章も。読みやすくテンポがいい。わたしの小説にダッシュやリーダーが多いのは小松左京のせいかもしれない。長編よりは短編が好きだった。長編で読んだのは「日本沈没」「見知らぬ明日」「こちらニッポン……」「果てしなき流れの果てに」「首都消失」。
でも内容を覚えているのは「沈没」と「ニッポン」だけだったりする。

SF魂
小松 左京
4106101769

SFの創世記とSFが熱く燃えていた時期を体験、作り上げた著者の迫力に満ちた回想。小松左京のように小説を書いて生きていけたら楽しいだろうなあ。そういえば私は子供の時からSF漫画や小説に親しんでいたけど、オタクになったのはたぶんスターログが創刊された頃、意味もよくわからずそのかっこよさとこう、なんだかもやもやとする心地いい流れに身をまかせた結果だ。SFが一番力を持っていた頃だったのだから、ある意味、不可抗力である。
日本沈没はカッパノベルス版を持っていたはずなんだけどどこへいったかわからないので小学館文庫を再購入。これから再読しよう。そしてうまうまと小松左京ブームがわたしに到来。「復活の日」と「さよならジュピター」を買いに行ってしまうのは明白だ。

うつうつひでお日記
吾妻 ひでお
4048539779

「うつうつ日記」は最初の数ページの描き方がよみにくい。たんたんとしたメモのような日記だが、最後に著者が持ち込んでいた「夜を歩く」という原稿が「失踪日記」となったことがわかると、その出版の過程を知りたくなってもう一度読み直してしまった。
白夜書房から他社の出版物の売れ行きが悪くて本にならなかったこと、イーストプレスから連絡がきてたけど気づくのが遅れたことなど日常の隙間にぽんぽんと描いてある。

白夜は営業の力が強いから他社で成績が悪かったらまず出してくれないだろうけど、出していればいまごろ……と歯がみしたことだろう。このうつうつ日記を読んで白夜の上層部が悔しがるかもしれない。いいかげん、ニッパントーハンという大手流通会社も、数字だけでなく、中身を見るようになればいいのに。
そういえば読売新聞に「賞に入賞したはいいが本が売れなくて結局また別な賞をとる」という漂流作家が増えていると書いてあった。賞をとる力はあるのに出版した本が売れない。でも賞を取る、ということは読む力のある人や編集が面白い、と思ったはずだ。だから2冊や3冊の売れ行き不振に耐えて作家を育てるべきなんじゃないかと思うが、最近の出版社はいますぐ売れる人が欲しいのだ。賞を取る、本が売れる、シリーズ化する、アニメやドラマや映画やグッズになる、こういう一連の流れを編集も出版社も、たぶん作家も願っているのだ。で、売れてどんどんシリーズをかかせてつまんなくなっていて、作家も別なもの書きたくても書かせてもらえなくてつまんなくなって、で、かげりが見えてくるとようやく新作が出て、それが売れなかったらあっという間に忘れ去られていく。
この方式は角川春樹が元気だったころの角川書店のやり方で、大騒ぎしてフェアをやったあと、まるでその作家はいなくなったかのように思えてしまう手法だった。

まあこんな片隅で書いていても売れない作家の愚痴のようなものだが、わたしの作品ももうちょっとなー、売り方をなー。玄人受けはするらしいんだけどなー(笑)。「函の中の楽園」はやっぱりティーンズルビーじゃなくてスニーカーで出して貰いたかったなあ……。
「墜落遺体」は夜中の3時過ぎに2、3ページ読んだらひきずりこまれて眠れなくなりそうだったので、もう少し体力のあるときにまたゆっくりと。コミケカタログもね。
ああ、コミケカタログは南国のビーチでチェックしたいというのが長年の夢なのだ……。

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