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メールをもらったよ

一人で制作しているBLゲーム「魔王さまと僕」に感想のメールをもらったよ!
うれしいねー。
「魔王さま3」はちょこっと流血シーンがあるので痛いのや辛いのが苦手な人向きではないのだけど
基本はラブラブなの。
ネットの人たちはシャイな方が多いのか、うちのBBSにも素材利用報告くらいしか書き込みがなくて、たまに感想や雑談があると嬉しいのだけど、こうやってメールをもらう感動はまた格別です。
作っててよかったなあ、と。
とくにRINGは感想がこないのでフリー版もシェア版もつまんなかったらどうしようって一人でぐずぐず思っているから。
自分は好きで作っているんだけど、作者がキャラに思い入れが強いと、読者(文筆業が長いからついそう呼んじゃうんだけど、ゲームをプレイしてくれる人も含めて)がおいてけぼりになる可能性はいなめない。
もちろんキャラのパワーに引き込まれるってこともあると思うし、そういう作品が長く続くのはわかる。
わたしなんてキャラにパワーがないのが自分で弱点だと自覚してるので、こんなに思い入れの強いキャラはかえって珍しいくらいだ。
これが吉と出るのか凶とでるのかはまだわからないが、「魔王さまと僕」は自分でもよくわかってない部分がたくさんあり、その謎が解けるまでは作り続けていくのだろうと思う。

そういえば私は「ソウルハッカーズ」の同人誌をやっていたのだが、以前同人誌をやっていた人が「もうこのジャンルで描きたいことがなくなった」と言ってやめるのを不思議だなあ、と思っていたことがある。だって好きならいくらでもネタが沸いてくるだろうと思ったのだ。でも自分で「プロミス」という作品を描いたら、もう主人公とリーダーの話で描きたいことが全部終わってしまった。
主人公は未だに大好きで彼に似ている號きゅんも大好きで、やんちゃ短髪キャラならなんでも好きなくらいソウルハッカーズの主人公は好きだったのだが、「主人公とリーダー」という関係では「プロミス」でひとくぎりついてしまった。

いつかラキエにもそんな時がくるのだろうか。ラキエとアシュの関係を描ききることができるのだろうか。

ラキエとアシュの場合、種族が違うのでいろいろと超えなきゃならない問題が山積みだ。ラキエは人間であるアシュの老化や死には今のところ目をそむけている感がある。アシュも敢えて触れていない。
だが、アシュがラキエの手をとった瞬間から(ラキエがアシュの手をとった、とは思えないんだよな、ラキエはお子ちゃまだから。もちろんこの場合の手をとるというのは精神的に。最初に手を出したのはラキエに違いないので)、ラキエはアシュに束縛されてしまった。自由気ままな悪魔が「愛」という鎖をはめられてしまった。ラキエはそれを後悔していないが、アシュはラキエをかわいそうだと思っているようだ。

いつかは、──いつかは終わる物語。
私は終わらなければ物語ではないと思ってしまうのできっと書いてしまうのだろうけど、願わくはそのオワリがキャラクターたちにとって幸福であるといいと。

魔王さまと僕3~RING~シェア版ダウンロード版

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2006年03月15日 00:27に投稿されたエントリーのページです。

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