今回は涙涙のマックスでございましたよ。
自分の星が消滅して宇宙をさまよう宇宙人キーフ。たちよった地球で少年と仲よくなります(普通は小学生だけど中学生くらいだよなあ、彼)。
地球人の姿で少年と町を散策するキーフ。地球の水と緑に感動する彼は「ずっと地球人の姿のままでいなよ」という少年に「なぜ?」「地球では異星人は侵略者だと思われているんだ」
キーフは自らダッシュに出頭。さまざまな検査調査を受けて弱っていきます。キーフが善良な異星人であることがわかるダッシュのメンバーは過酷な取り調べをする科学者に抗議しますが相手にされません。カイトはなぜそこまで耐えるのかとキーフに尋ねます。キーフの答えは一言「あこがれ……」。
さらなる取り調べのために場所を移されるキーフはカイトに少年にもう一度会いたいと頼みます。少年は自分の忠告を振り切って出頭したキーフに悲しみとも怒りともつかない気持ちを抱いていますが「人間の姿をしたキーフになら」と会うことを承諾。
少年と出会ったキーフは「いつか遠い未来でたくさんの異星人たちがくるかもしれない、彼らは地球人に変身できないかもしれない。でも今僕が地球人に協力していれば、いつか互いに仲よくなれるかもしれない」
少年はキーフが見ている遠い未来の希望に胸を打たれ、キーフに元の異星人の姿に戻ってくれるよう頼みます。
「どんな姿をしていてもキーフは俺の友達だよ」
そんなとき凶悪異星人が町を襲います。
「なんでこんなことを……」呟くキーフ(まったくだ。なんの説明もなかった)。
キーフは地球人をかばって光線を浴び、消えてしまいます。
まああとはマックスが戦ってオワリ。
その後、カイトは少年に言います。キーフの言葉を。
「あこがれはぼくらの手足を動かす。あの地平へたどりつくために倒れても倒れても、先へ進もうとする」
滂沱。
いろいろと細かいエピソードがオモシロイ。最初に光の粒子でやってきたキーフが少年に元の姿になっていい? ときいたとき、少年が「怒らせない方がいい。でもねがわくば癒し系であってくれ」と祈るシーンとか。
科学者が取り調べているキーフを「あのエイリアン」と呼んだとき、ダッシュの外人ショーンが「彼はキーフだ。あのエイリアンじゃない」と呟く。ショーンもたぶん「ガイジン」というくくりで日本の中のバリアを感じているからだろう。
そしてカイトが「すまない、なにもできなくて」と謝るところ。カイトも自分の中にマックスという異星人を同居?させているのに。
そんな彼に「あこがれ」という言葉を母星語で語るキーフ。カイトだから、マックスだからこそわかる宇宙の言葉。
マックスがここんとこ面白いもんだから、つい、ツタヤで平成ウルトラマンとセブンのDVD借りてきちゃった。
先週、メトロンとセブンの戦いを静かな戦いって言ったけど、あれはイメージだったようだ。実際はテーマソングが流れるけっこう派手な戦い。まあ派手なのは科特隊とメトロンの宇宙船の空中戦なんだけど、このときのバトル演出がかっこいい!
セブンとメトロンは走り寄って空中でクロス、その瞬間ストップモーション、そして科特隊とメトロンの宇宙船の空中戦に視点が切り替わり、宇宙船は破壊されたとき、二人は交差し、セブンが空中で一回転しつつアイスラッガーをなげ、メトロンまっぷたつ!
この何か動きながら攻撃っていうのが私は大好きで、ガメラVSレギオンの、霞目基地での戦い──ガメラが着地しつつ横に加速で滑りながらプラズマ3連発──と同じくらいかっこいい。
このDVDはなんと「ウルトラQ──2020年の挑戦(ケムール人)」「ウルトラマン──侵略者を撃て(バルタン)」「セブン──狙われた町(メトロン)」「帰マン第一話」がはいっている、濃いというか、マニアックというか、オタクっていうか(笑)、トライアルエディション。
それにしても久々に見た「マン」「セブン」って、なんか全然子供向けぽく作ってないっていうか、いや面白かった! とくに「狙われた町」は冒頭、タクシーから身をのりだして助けて助けてと叫ぶ女性、それを追うパトカー、タクシーから女性脱出、運転手が追って殴る蹴るのしかかる。
場所が木材置き場で泥だらけなので今にもレイプシーンがはじまりそうだった。
男が取り押さえられてそばで泣きくずれる女性の撮り方は、いやこりゃ子供番組じゃヤバイよ。
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