レディースデーだったので映画を観ようと。
「ハイドアンドシーク」と「交渉人」と迷いましたが今日は真下くんを観に行くことにしました。
この映画館は珍しく入れ替え制・座席指定なので、1時間ほど前にチケットをとっておくとあとは開場ぎりぎりまで別の場所にいても安心。まあ好きな場所に座れないのとどっちがいいかと言われたら好き好きだけど。
座席は真ん中より後ろの中央通路側だったんでいいかな。
「交渉人」は「踊る」よりオタク度が高かった。
主役もその周りも、今回舞台になる地下鉄の人々もみんなオタクだから仕方ないけど(笑)。
OPがやっぱりカモメの声からはじまって(気に入ったのか?)こないだ観たばっかの「ビューティフルドリーマー」を私に彷彿させる。
新型の地下鉄車両を盗まれてそれを勝手に走らされるもんだから地下鉄大パニック。いやーしかしこないだ電車事故があったばっかりだから間が悪いよね、どうしたって現実の事故を彷彿させる。以前ガメラ3の時、阪神大震災のあとだったんで、それを彷彿させるということで公開が延びたけど、これは延びなかったんだ。
盗まれた新型車両がなんかライトがいっぱいあってオームみたい。名前が「クモ」だから目をいっぱいつけたんだろうけど。
この電車が最後に止まるとき、真ん中に赤いモノアイが光ってうごくんだけど……ザク? いや、どっちかというとパトレイバーの新型レイバーゼロが誤作動をはじめた時の動きみたい。
(カラスとかさあ、やっぱりパトレイバー匂っちゃうんだよ……)
映画はおもしろかった。
地下鉄の動きを制御するコントロールルームがかっこよかった。
クモがかっこよかった。
駅のパニック風景がよかった。
地下鉄の職員さんがみんなオタクっぽくて、そして職務に忠実でかっこよかった。
富豪刑事に出てたやくざみたいな刑事役の寺島進(ラブ)が出てたのがよかった。この人の味付けがオタク臭へ突き進む映画のストッパーになっていたのではないか。
反面、犯人像を曖昧にしたのはどうなのか。なんのかんのいっても刑事ものなんだからちゃんとつかまえてほしかった。毎回犯人が掴まったら小粒とは文句を言ってたけど、犯人逮捕はカタルシスでしょう。
あと、できればもうすこし地下鉄の線路を捜索する警察と地下鉄職員の間で会話とか連携とかほしかったなあ、地下鉄のすごさを自慢する職員とかさ(笑)。
ところで映画の中でSWAT(SATか?)の隊長が、クモを仕留めるため待機してたんだけど、結局作業を中断して撤退するときに
「出番のないまま退却かよ!」と叫ぶ。このセリフがどこかで聞いた気がしてすごく気になる。ぜったいアニメだ、しかもよく観たアニメだ、とずーーーっと頭にあったんだけど、観終わってわかった。くう! どうしてすぐに思い出せなかったんだ。
わかった人います? たぶん日本国民の半分は観ているアニメだ(笑)。
今回の映画でも最後、スタッフロールが流れ始めると席を立つばかものどもがいたんだけど、スタッフロールに使われているスチールはただの記念写真じゃなくていろいろ意味があるのを知った上で出て行くのかい? そしてロールが終わったあと、次回への続きに向けてコネタがあったのを観なくてよかったのかい?
これから見る人はぜひ最後まで座って観ていてくださいね。
あ、観終わったあと、踊る2のDVDを1980円で買ってしまいました。