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ゴジラファイナルウオーズ


 生頼さんの見返りがかっこいいゴジラのポスターで観にいきたくなった
 ゴジラファイナルウオーズ。
 巷の評判は非常に悪く、デビルマン並とも言われていましたが、いや、
 けっこう面白かったですよ。
 怪獣映画かといわれればどうよ、というところもあったけど。仮面ライダーになりかけてたけど。
監督は果たして怪獣映画を撮りたかったのか、マトリクスを撮りたかったのか。
まあ伊福部音楽じゃないというところで既に魅力は半減してたんだけど、OPでゴジラのテーマをフューチャーしてたのはよかった。できれば轟天号が出撃するところも轟天号のテーマをアレンジしてほしかった………

でもかつてゴジラと闘った怪獣たちが次々と出現するところは面白かったです。
アンギラスが上海で暴れまわるところがかっこよかった。
またさほど期待しなかったカマキラスがダークホース的によかった。
あれは昆虫怪獣なので着ぐるみは無理だから吊りとCGなんだけど、羽根をぶぶぶと震わせるとことか、どかっと凱旋門の上に降り立つところとか。できれば昆虫なんだから集団でパリを破壊してほしかったな。NYに現れたラドン。以前よりスマートにかっこよく、飛ぶとその波動?でビルが破壊されていくところもけっこう凝ってたけど、摩天楼に舞い降りるシーンは初代にあわせてずりおちてほしかった。
おかしかったのはハリウッド版ゴジラ、ゴッズィーラも出演してたところ。映画では単に「ジラ」と呼ばれていたけど、こいつは最初にあっさり南極で蘇ったゴジラに倒されてしまう。「マグロを食ってたやつはダメだな」という台詞に場内やや受け。ゴッズィーラはマグロ食ってたのか。1回しか観てないから覚えてないや。あれは怪獣映画ではなかったしな(巨大生物パニックものですね)。

で、ゴジラはジャンプのヒーローのように次々と強敵を倒しながら日本に迫るわけなんですが、どうもゴジラ映画は都会に現れると町を壊すシーンがわざとらしくてあまり好きじゃない。両手を振りまわして意志をもって町を壊しているんだものな。それに比べると平成ガメラはガメラを含めてどの怪獣も「壊す」という意志はなかった。町は勝手に壊れていく。彼らには破壊の意志はない、災害に似たところが怪獣映画にしてはリアルだった。

一緒に行った人情報では監督は「あずみ」を撮った人で低予算でアクションものを撮らせると話はないけど非常に面白いアクションものを撮る人らしい。その人が莫大な予算を手にして作ったもんだから、豪華なアクションで話はないものにしあがった。大体ミュータント部隊ってなによ。ミュータントって普通の人間よりタフで身体能力があるってだけ?オートバイとぶつかっても死なないところがミュータントなのか。たんにマトリクスをしたいからミュータントにしたのか。ゴジラ映画ってどうしてこう個人が活躍するのかな?

ところでミイラとして出土したガイガンだが、それが12000年前のもの、ということで、なんか古代のナゾというとやたら12000年前のものが出てくる。12000年前というと縄文時代だ。20000年前ではだめなのか。20000年前は石器時代だった。15000年前はどうだ? 15000年前はなんと引力がいまより弱くて人間が3mもあったというからそっちのインパクトに負けるか。けっきょく文明も適当にあって、なんとなくわかっているけど詳しいことはわからない12000年前がちょうどイイのね。

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2004年12月06日 06:50に投稿されたエントリーのページです。

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