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八年ぶりにアヤツジの館本がでましたよー。
その間は「館」のゲームくらいしかやってなかったんですが
(「YAKATA」は面白かったけどエンディングが納得イカーン!
それともあれはバッドエンディングなの?
「YAKATA」ってクリアした人はエンディングを教えて下さい。
最初に戻るってアリ?!)。
しかし!
ノベルス1冊1500円、上下2冊で3000円ってどうよ!
3000円だして「鳴風荘」だと悲しいしなあ。「霧越邸」でも私は困る。
ミステリというか小説というものほど人の評価が当てにならないものはなくて、私は「霧越邸」はだめだったんだけど相方は大好きだし、マヤユタカの「翼ある闇」と「夏と冬のソナタ」を比べたとき、私は「ソナタ」が面白かったけ相方は「翼」と真っ向対立。
でも八年ぶりの館本で人物紹介頁にこなん君とししやさんの名前を見たときうれしくて思わず書店でにやついてしまった。
思えばハッカーズの主人公x桜井にはまる前はこなんxししや一途だったものなあ。その前は陽一郎x光彦だったけど。
でも今すぐ買うとアヤツジを週間ベスト10に入れてしまいそうでそれは悔しいからもうしばらく様子を見よう………
湯けむりスナイパー⑨を購入。
16巻で完結したらしい。これからものんびり揃えていく。
この作品はジュンク堂でしか買えない。
漫画ゴラクの作品だからなあ………。漫画ゴラクは「静かなる
ドン」くらいしかメジャーじゃないからな。
作者(絵担当)の松森正を初めて知ったのは「地球最後の日」という救いようのないSFだったんだけど、当時からずばぬけて作画力のある人だった。
静かな画面はモノクロのスチール写真のよう。
「湯煙スナイパー」は元殺し屋の中年男・源さんの働く温泉宿の毎日を淡々淡々と描いた作品。ドラマらしいドラマはなかったんだけどこの9巻で大振動! 醜くさげすまれている不器用で純情なナゾの猟師・松三、ブスで太っているけど化粧をすると骨格までかわる(笑)女体盛りもできる元ストリッパー・トモヨさん、したたかでやり手だけど白馬の王子さまを待っている中年のスナックのママ・花子さん、くせのある連中の中で進行する恋愛ドラマ。少し前からじわじわ動いていたのが一気に怒涛に。
松三はトモヨに恋愛感情を抱くがそれは本当の恋愛ではなく、初めて関わりをもてた女性だからだ、と見ぬくトモヨは松三を積極的に世間と関わらせようとする。そして関わってしまった花子はひょんなことで松三のもうひとつの面を見てスッコーンと萌えツボにはいってしまう。その萌えとは………
最後の頁で大爆笑。いや、花子さん、そのツボは絶対想像不可だよ。
のんびり買っていたのに明日にでも10巻が欲しくなるじゃないか~。