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ベルセルク


 「ベルセルク」はなんだか本当にファンタジーになってきたなあ。
 いや、今までだってモンスターが出てくるファンタジーだったん
 だけどどこか現実味があって、ここのところでなんでファンタジ
 ー臭を感じるようになったのかなあって考えてたらひとつ思い
 当たりました。
 今までのベルセルクの場合、たとえモンスターが出てきたとしても、その成り立ちは「超自然的な5人の天使」から「ベヘリット」を受け取り、ふみにじられた人間が自分の大切なものと引き換えに「使徒」として理不尽な力を得る、という、いわば自分の意志ではない(いや、使徒になるのは意志なんだけど、それをねじまげるだけの悲惨な状況があるからさ)、ある意味、運命に従った結果で、それにガッツが人間の生身で対抗する、また対抗し得うる存在だったので現実味があったんだけど、前々巻あたりから「魔女」がでてきて、この「魔女」は人間でありながら人間の意志で修行して魔女になるもんだから、つまり、使徒になるのは人間の力じゃムリなんだけど、魔女の場合は人間のがんばりでなれちゃう、というところにファンタジーっぽさが。
つまり………私は人間以上の存在が人間を変えるのは現実として受け入れられるのに、人間自身が努力して魔法を使うのはうそ臭いと思っているわけだ。これってひねくれた感じ方かなあ。

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2004年08月01日 05:27に投稿されたエントリーのページです。

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