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ぼくは怖くない

今日は先日観そこねた映画を観にいった。
しかし映画館にあるまじきお上品さだった。もぎりはダークスーツの男性でホテルのフロントのようで、整理券で5名ずつ入場。だがどう見ても20人もいないぞ、今日は。

映画はイタリア映画「ぼくは怖くない」。

 どこまでも広がる黄金の麦畑、広い空、駆け回る少年達。
 そんな中で主人公は穴の中で鎖につながれた金髪の少年をみつける。
 ………ボーイズラブの世界だ。
 が、現実はそれほど甘くなく、金髪の少年は都会から誘拐されてきた子供、そして主人公は自分の両親がその犯罪に関わっていることも知ってしまう。
 オトナの現実の前に少年は金髪の子供を助けることもできない。ただ水を与え、なけなしのこづかいでパンを買って与える。そして穴の中から連れだし、麦畑で笑いあうが、夜になればまた彼を穴へ戻さなければならない。
無力な子供。
だが、その子が殺されそうになったとき、勇気を振り絞り、助けようとする──

衝撃的なラストシーン、感動的なエンディング、可愛い少年達、美しい映像。
一般上映はしないかもしれないけど、ビデオになったらショタBLが好きな人にはおすすめです。
でも2回ほど、心臓がバクテンするくらいびっくりするので注意。

しかしお上品な映画館だが客はどれほどお上品ではなかった。
エンデイングの最中に真中にたって上着を着るな、おやじ!
そんなにすぐにメール確認しなきゃならんほど忙しいのか、新卒スーツ女子! チェックしたいなら外へ出てやれ!
スタッフロールが終わるまで私は映画の余韻を味わっていたいのだ。ケイタイの発光画面は眩しすぎるんだよ!!!

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2004年05月14日 04:29に投稿されたエントリーのページです。

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