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2004年04月 アーカイブ

2004年04月08日

ロードオブザリング3


 ようやく「ロードオブザリング3」を見にいく。
 3時間強の映画なのに退屈しなかった。一緒に行った相方は、しかし、最初の戦闘シーンで
 もうくじけていた。
 監督がオタクだな、と思うシーン。
 のろしがつぎつぎに灯されていくシーン。相方は不必要だ、と言ったが、私にはわかる。
 ここは描きたいんだよね。
 炎が次々とリレーされていくところで人間の団結と意志を描きたいんだよな。
 しかし象が出てきた時点でもうおなかはいっぱいだった。無理だよ、勝てないよ(泣)。それでもその象を人間たちは引き倒す。レゴラスのシーンはかっこよかったが、私はその前に人間たちが懸命に巨大な力と戦っているシーンの方が好きだ。どうせ単純に監督の手のうちにのせられてますよ。
しかし魔法使い、強すぎ。あんたはユパさまか? 魔法はどうしたんだ。サルマンとかと戦っていた時の空中技をなぜ象やらトロルやらのときに出さないんだ。
原作でもガンダルフが魔法使っているシーンは少なかったけどさ。
魔法使いの立ちまわり強すぎ。あれはぜったい座頭市見てるな。
カメラワークは「天と地と」だった。
フロドとサムのシーンはもうつらくてつらくて………。そしてスメアゴルがかわいそうで。
つか、絶対死んでる、あんな大噴火の中でなぜ助かるんだ、ホビット。

映画の後は黒ビール。黒ビールは濃すぎるのでハーフ&ハーフで。

……すいません。
指輪物語でガンダルフがなぜ魔法を使わないのだ、と言っちゃって。
今日パンフレット読んだらそのへんの理由が書いてありました。翻訳の田中さんが「ガンダルフはサルマンと共にサウロンの野望を防ぐため西から使わされた守護天使的な役割で、魔力ではなく、知識と指導で人々を導く存在」。
つまり日本語としての意味の「魔法使い」ではなかったわけですね。
トルーキン、自己設定作りすぎ。魔法使いって書かれたら魔法使うって思っちゃうよ。
だからガンダルフが魔法を使える相手は同じ魔法使いのサルマンにだけだったんですね。
人相手、オーク相手には魔法が使用できないので、武闘派になったというわけです。
おそらく原作にもそのへん書いてあったと思うんだけど………すっかり読み飛ばしたんだろうなあ。
ガンダルフとサルマンはそれこそ里見と財前のような存在だったんだろうに………。3部にはサルマン全く出てこなくてかなしい。嗚呼………

2004年04月10日

ガンスリンガーガール


 「ガンスリンガーガール②」
 値段の割りに薄いので買うのをためらっていたのだが、相方が
 珍しく「2巻は買わないの?」 と3回ほど聞いたので、読みた
 いのか、と理由をつけて買う。
 
 3巻も買おう。




2004年04月11日

日本沈没

今日は秋葉原にいってきました。
5月のイベント用と、あと通販用にCDロムを買いに。
ビックカメラにも売ってるけど50枚3000円するからなー。
秋葉原を歩き回って2090円の太陽誘電のプリンタブルCDロムをゲット!
秋葉原の法則って、かならず最初に見たものが一番安かったりするんだよな。
けっきょく最初の店に戻る………。

今回はCDロムの他にDVDも探した。探していたのは「TV版日本沈没」のDVD。

 こないだGEOで1980円で売ってたのをみたのでもしかして秋
 葉原ならもっと安く、他のシリーズも出ているのではないかと
 探してみた。
 しかしさすがにマイナーなTVシリーズだけあってあちこち回っ
 てやっと1件。
 4800円だった………初回限定のプラモがついている。
 プラモか………作るの苦手なんだよね。
 つか、vol1しかまだ出てないのか。BOXで出ているの期待したんだけど。

 日本沈没というのは小松左京の代表的SFで、そのタイトルとおり日本が沈没してしまうシミュレーション小説。上下刊で当時かなり売れた。
面白いんだよ。もーパニック小説の真髄って感じで。
日本が沈没するんだからそりゃあたいへんな騒ぎなんだけど、私が印象に残っているのは日本人を救うべく学者がいろいろやっているんだけど「本音を言えば、日本人全員に言いたい、この国と、この美しい国と一緒に死んでくれ、日本と一緒に死んでくれと」と、語るシーン。
ああ、死ぬよ。この美しい国と! と号泣したもんね。
日本人は難民となって世界のあちこちに散るのだ。オーストラリアの砂漠に、中国大陸の山中に、アメリカのスラムに散るのだ。各国に受け入れを求める政治家たちの必死の努力、少しでも日本人を災害から救おうとする自衛隊、翻弄される市井の人々………。
そういう人々の姿が誌面から浮きあがり、その全ての人生を背負ったかのように読後消耗する小説だった。

で、TVシリーズとは、その日本が沈没する様を1時間番組で3ヶ月ほどかけて放送したんだよね。
これも記憶に残っているのは札幌雪祭り。
日本が沈没するのに悠長に雪祭りなんかやってられるか、って話しだけど、北海道のオヤジがヒトリで「俺ひとりでもやる」と日本の雪像を作る。
「ここが故郷なんだ、俺は北海道を愛しているんだ、北海道と一緒に日本と一緒に死ぬんだ!」
そして背後から迫る大波に飲まれて日本の雪像はくだけ親父も見えなくなる………滂沱。
なんかこう、ねえ。毎回毎回日本の美しさを、日本人の魂や強さを見せてくれる泣かせ番組でした。
欲しいんだよ………!

あとこれは比較的手に入りやすいガメラ3部作。昭和から平成までの作品のDVDBOX。初回にはガメラのフィギュアが。しかし3BOXで五万円はするんだよ(泣)。

2004年04月15日

もっけ3巻目


 終わってしまったのかと思っていたが出ていた。私はおねーち
 ゃんの方が好き。
 しかし「もっけ」はいかにもマイナーって感じの漫画なのに、
 秋葉原書店にあった、というのがおかしい。
 だって秋葉原書店ってそれほどスペース大きくないんだよ?
 そこに普通に置いてあるんだもの、
 電脳な人達に売れるのかな?


2004年04月18日

孤独のグルメ・哀愁のカツサンド

ゲーム用の写真を撮るために秋葉原へ。
なんのかんのと毎月一回は来てるなあ。

いつのまにか新しい店ができている。というか、ビルの影から「本」という看板が見え、それに惹かれて近づくと「古本市場」という新しい店ができている。20万冊だって!
ブックオフと同じ形式で本は自由に読める。が、少女漫画はあまり新しいモノはない。漫画に執着しないのは少年の方なのか、それとも少女漫画自体、あまり売れてないのか。


 「肉の万世」でカツサンドを買う。
 以前、谷口ジローの漫画で万世でカツサンドを食べ、バスケコ
 ートのある公園で食べる、というのがあったので、その公園を
 ゲームの背景に使おうと心に決めていた。
 万世でバスケコートの場所を聞いてみると、再開発で潰された
 という。
 ああ、もう谷口ジローの「孤独のグルメ・カツサンド編」を追体験することはできないのだ
 な………


2004年04月26日

馬鹿みたいな本

馬鹿みたいな本を買う。いや、内容はとても面白かったのだが。

「トニーたけざきのガンダム漫画」「アニメ店長」
すでにタイトルからばかばかしさが伺える。
ガンダム漫画はその名の通りガンダムのパロディ、アニメ店長は炎の漫画家島本和彦がアニメイトのおまけ小冊子に描いているマンガ。

しかしトニーたけざきのガンダム漫画は見事に安彦良和の絵そのままだし、アニメ店長はおまけといえども手を抜かない島本のギャグとオタク臭さがいい具合にマッチング。これは作家を選んだ企画側の勝利ってやつか。

2004年04月27日

ミカベル


 以前からメガテン系のアンソロで爆発していた美川べるのさん
 だが、最近………といっても半年前くらい? コミックスがいき
 なり三冊もでた。
 うち二冊は1,2巻同時発売の「青春ばくはつ劇場」だったん
 だけど、もう1冊は「ストレンジプラス」。その「プラス」の二巻
 が出た。
 ミカベルさいこー!
 最近のギャグ漫画はキャラクターがなにかへんなことをしてそれにつっこむ、というのが多いが、ミカベルはボケもツッコミもキツキツ。
 ただたんに言葉でつっこむことが多いほかのギャグ漫画はつめのあかを煎じて呑め。身を張った突っ込み方をくらうがいい。
ペルソナのコミックスも出ているけど、るたとしてはハッカーズの漫画が一冊にまとまらないかなあ、と願う。ひたすら可哀想な、でも仲魔に愛されているハッカの主人公が好き。

来年の講談社漫画賞はミカベルで決まり!

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