今回私を悶えさせたのは上記のセリフです。
裁判中の財前は里見に電話して「裁判が終わったらくどきに行くよ」と完全にプロポーズの構えです。
それに対して里見は財前の咳を気にします。「心配してくれるのか?」と嬉しそうな財前。
里見、あまりにも罪深いです。診てやれよ。
そして財前のあまりに身勝手な言い逃れについに博雅がキレてしまいます。気の弱い人間を追いつめちゃ駄目、ということですね。
今回のテーマは「医療は誰のものか」。
医師、患者ともに納得の行く話し合いがどれほど大事なものか。
医師が、患者が納得できる説明をする、という当たり前のことが行われるようになったのがここ数年のことというのは恐ろしいですね。もっとも患者としては医師に逆らえば治して貰えない、という恐怖は常につきまとうわけです。
医師がロボットなら、そんなことも思わないのでしょうけど、ロボットと人間の医師がいるならやっぱり人間の医師にかかりたいのが人情かもしれません。