2003年10月1日のプロジェクトXを見た方はいらっしゃいますか?
北海道の一地方キリタップで民間医療に一生を捧げた医師のドキュメント。
プロジェクトXは大好きな番組で、その時間に家にいたら必ず見ます。
撮れるものならビデオに撮ります。
昨日の番組はたったひとりの医師が盲腸の手術から眼科や耳鼻科兼任、
お産までやってしまうという、何度も札幌へ戻ろうと思いながら住民たちに引きとめられ、
それでも彼らのためにそこを故郷と決めて60年かけてキリタップに医療システムをつくりあげたという話しでした。
その中のエピソードで、医師として赴任してから二年後に、その献身的な姿に打たれて高校一年の加藤という少年がレントゲン技師としてバイトをはじめたんですが、漫画を描くのが得意だった彼はやがて漫画家になるためキリタップを離れ上京します。そして医師が無我夢中でやってきた30年後、その彼も漫画家になってヒットを飛ばします。
実はここまでTVに背を向けてネットしてた相方が「誰?」と言ってTVの前にやってきました。
画面には原画。でもUPすぎてよくわかりません。誰だろう、年取ってるし、昔ヒット飛ばして今は売れてない人かな、と思った絶妙なタイミングでトモロヲが語ります。
「加藤一彦、ペンネームは モンキー・パンチ」
「ええええーっ!!!」
いったいこの夜何十万人が驚きの声をあげただろう。
その瞬間医師の60年がぶっとんでしまった。
いや、さすがにNHK。最後にはまた医師に戻して情感豊かに終わらせてくれたけど………
でもインパクトは絶対こっちの方があったよ。
まずいよ。みんな関心うつっちゃったよ。
つか、このオチ(オチじゃないつーの)言いたくて作ったんかい。
しかしモンキーパンチは強烈だろう。
さいとうたかを でも 宮西計三 でも 小島遊でも驚かないけどモンキーパンチってのはな。
やられたな。