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2003年01月 アーカイブ

2003年01月10日

脳まで筋肉・ギャングオブNY

 ギャングオブNYを観に行った。
 渋谷パンテオンは広くて座席数も多くてとても観やすい映画館だった。
 ………人がいなかった。
 ディカプリオは写真より動いている方がずっとかっこよかった。
 しかし結論から言うと、この映画は日本では成功しなかったと思う。なぜかといえば。
 日本人は誰もよその国の歴史なんかに興味ねーんだよ。
 しかもアメリカンのは。

 まったくアメリカ人っていうのはなんでも暴力じゃないと解決できないのかね。
 しかもその暴力ってのが頭わるすぎ。ガキの喧嘩。
 ギャングとはチンピラの意味なのか?
 暴動起こした市民を止めるには大砲をめくらめっぽう撃つしかないのか?
 ごたまぜ民族のくせになぜよそものを差別する?しかも同じ白人同士ならなまりでないと見分けられないくせに。この映画の後、よく黒人暴動が起こらなかったな。
NYの貿易センターに飛行機がつっこんで多数の死傷者を出した事件と比べられるくらいの死傷者を、同じ国民、市民同士で出したというのだからアバウトすぎ。
だが、こういう自国の恥部を堂々と見せてしまえるのもアメリカならではなのだろう。
とにかく他人の町の歴史であり、人間ドラマを期待していくとちょっと辛い。キスシーンが執拗なわりにはセックスシーンはぴぴぴちゅんちゅんだしな。

2003年01月16日

ゾンビ屋レイコ

 「ゾンビ屋」はクワさんが面白いと力説していたので買ってみた
 が、たしかに面白い。ちょっとずれたパワーが。でももしかした
 らホラー少女漫画ってみんなこんなふうにちょっとズレてるとこ
 ろがあるよね。
 キャラクターが極端だとギャグかホラーにしかならないんだけ
 ど、ホラー少女漫画ってそのホラーな部分がなんかギャグ。
 精神的に怖くない。

そういうのよか講談社でやっている「いじめ」とか扱った作品の方が怖い。
いじめの何が怖いって、そういう陰湿だったり残酷だったりする「いじめ」をしてしまう、
考えついてしまうという人間の精神が怖い。
なんで同じ人間、近い世代の、自分と同じ立場のものをそうやっていじめられるのか、
つまりはいじめをしている人間の思考・精神の中に、既に相手は「人間でない」という気持ちがあるわけで、いとも簡単にそんなふうに相手を自分と切り離してしまえるという精神構造が怖いのだ。
そしてそれはごく普通にわたしたちの中にあるものなのだ………

2003年01月30日

男を泣かせる・猟奇的な彼女

 韓国映画「猟奇的な彼女」を見にいきました。
 水曜レディースディだったから1000円。まあおごりだったから別にいいんだけど、
 それでも安い日に誘うなんてアタシって親切! 
 でもそんな気遣いが無用だなんてことを映画の後に知ることになるのだが。

 ラブコメだけど恋愛の出会いとわかれと再会を描いたドラマ。
 こういう話はハッピーエンドだとはわかっているけどハラハラしちまったぜ。途中で騙されるし!
 とにかくわがままで乱暴な彼女とそれに振りまわされる優しい男の子。
 私はまあ面白かったけど、一緒に行った男性は「ギャングオブNYの百倍面白かった!」と。
まあ、ギャングオブNYが百倍つまらなかったせいかもしれない。
男性視点の話だから男性には感情移入しやすいらしい。
男友達と行くといいかもね。

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