ひさびさにジュンク堂へ行って漫画の単行本を買った。新井素子と諸星大二郎が帯に推薦文を書いている。諸星大二郎は好きだ。そしてジュンク堂の人も推薦文を書いていたのだが、正直に言おう、その推薦文で買ってしまったと。
以前、「白い犬とワルツを」という翻訳小説が、とある書店のスタッフの推薦文で空前絶後の売れ方をしたというが(買ったよ………)、推薦文って偉大だよな。
で、私の心をくすぐったその推薦文は、
『新井素子と諸星大二郎が帯を書くということ、このある意味、局地的にだが豪華な推薦の意味がおわかりだろうか(略)表紙に怯えず読んでもらいたい』
買うしかないだろう(笑)。「ある意味、局地的に豪華」。ツボすぎる。新井素子と諸星大二郎の共通点はわからないが、諸星大二郎が推薦するならなあ………。
その本の名は『暁星記』。はるか未来の金星で太古の暮らしをしている民の物語。世界をきちんと作り上げて綿密に描かれてはいるが………すまん、絵が………。たぶん2巻目は買わない………かも。でも2巻の帯が諸星大二郎なんだよなー。諸星大二郎が大丈夫、というのは、諸星大二郎のような絵は他の誰にも描けないし、話にぴったりあっているからでさ………。
でも続けて読めば次巻を待つようになるのかなー。うーん、迷うところだ。